一方に、老いと介護という現実があり、
その中にもさまざまな生活上の軋轢や矛盾葛藤があり、
それでも尚、<へたる> ことなく前を向いて進んでいくには、
とりあえず、<受け入れていく> ことから始めるしかないのだと、
ある種の諦念とも断念とも言えるところから始めてみたものの、
やはり現実はそれ以上に圧倒的で、息つく暇もなく、次から次へと
さまざまな事態的要請や必要性が生じて、てんてこ舞いの状態であり、
<トホホな毎日> が続いている。
ここには、
現実とぴったり張りついた、 一途に <真面目> であろうとする人の息詰まる攻防と、
その間にゆるやかな隙間 (あそび) を持ち、風を通しながら生きる人との、
奇妙なせめぎあいが見られる。
べつに不真面目を奨励し賞賛しているわけではないが、
真面目たらんと一途な攻防のなかに息絶えるよりも、
多少の不真面目さのなかに、ある種の余裕とユーモアを介在させながら、
継続し持続させる方が、自他ともに <気楽> というか、<のんき> でいられる。