主知主義的な理性なんてもののうさん臭さ、

   当てのならなさに、とことん幻滅しない限り、

   人は、愛なんていう自明で崇高な理念、

   具体的で実践的な情意や人情には目覚めようもない。



   此処では、単独の知性、あるいは、孤立した理性は、

   個々人のかってな自性に随行した <信仰> に過ぎない。

   ―――  盲目の愛とおなじように。