人は、このようにして <大悟徹底> するのであり、

   世間や他人の言動に左右されない自己を確立する。


   これこそが、世間的な客観情勢に流されず、

   そうかと言って、<我のみ善し> <我のみ聖し> の

   主観的な自己増長慢 (大我) からも解放されて、


   ひとり、みずから考え、みずから行動する、

   <自主独立の精神> (独立独歩の道) を養うのである。


   わたしの言う、「それぞれの道」 とは、

   あるいは、

   「大道無門、千差路あり」  (無門関)

   と言われるのは、このことに外ならない。