這えば立て、立てば歩めの親心

   
   これが、「転ばぬ先の杖」 である。

   この心配と配慮、手立てと手当てが、

   笑えぬ親心である。


   実際のところ、鬱陶しいし、煩わしいし、うるさいし、ウザイ。

   本人にとっては、これほど厄介で迷惑な <大きなお世話> はない。

   この押し付けがましくも恩着せがましいお節介に、善意の圧制に、

   子供や若者達は、悩まされ苦しめられ、うんざりしている。

   ぼくは、服ぐらい一人で着れる、 <ほっといてくれ> と。


   だからといって、

   一人立ちするには、いまだ足元がおぼつかない。

   しかし、<先回り> や <後追い> はゴメンだと、

   その自立 (独立独歩) に向かっていら立つのである。


   ≪放っとけ、放っとけ!≫

   それが、親切 (愛の痛み) と言うものじゃ。