了事の凡夫 愛と方法を持ち、情熱と冷静の間に立ち、 聖人にもあらず、凡夫にもあらざる者。 否々、聖のときは聖、凡のときは凡と、 或るときは <情熱の人> となり、 また、或るときは <冷静の人> となる。 小器用なのか、横着なのか、それとも必然なのか、 一向に正体を見せず、正体を見せたときには、 いづれかの何者かで、 これを凡人と呼び、聖人と呼んだところで、 当の本人は、知らぬ存ぜぬで、 世間の評価や毀誉褒貶は君に任す、といった具合で、 なんとも、つかみどころのない <はな垂れ小僧> ではある。