血と汗と涙と

   ( 汗かき、べそかき、恥をかき ・ ・ ・ )


   自ら痛みを知って、

   始めて、<他人 (ひと) の痛み> が分かる。


   これが、≪愛の痛み≫ である。


   
   しかし、人は、この痛みや労苦を回避すべく、

   様々に思案し、「逆用」 し 「借用」 し、

   「盗用」 するのである。    (利用と応用)   

   
   そうならなくても済むように、それ以上に、<うまくしてやろう> と、

   様々に真似をし、方便をめぐらせ、方法 (セオリー/マニュアル) を編み出すのである。

   出来れば無駄な労力を排し、余計な怪我をしなくても済むように ・ ・ ・

   
   ( 能率よく、効率よく、楽をして儲かるように ・ ・ ・ )


   これが、「文化の華」 とも呼ばれる人間の狡知巧計であり、

   逆観に陥った者の正体であり、凡夫 (俗物) と呼ばれ、

   「賊機」 (盗っ人の働き) と呼ばれる者の正体である。

   
   禅では、このような逆観的な事態性を 「鬼家の活計」 と呼んでいる。

   いわゆる、「鬼窟裡に活計を為す」 のであり、

   「下手な考え」 であり、「下司の勘繰り」 であり、

   「ひっこみ思案」 であり、「転ばぬ先の杖」 である。


   ここでは俺も、十分に仲間内 (同業同犯者) である。