「ふぅ~ん、そうなんだ。」


   ここには、否定とも肯定とも付かぬ、

   或は、皮肉とも是認とも読み取れる、

   独我論 (主義/主張) の限界に気付いた者の

   微妙なニューアンスが見て取れる。


   
   「だから、どうなんだ。」


   ここまで来ると、もはや 「虚無の領域」 で、

   暗に、「あんたがそう思っている限りそうでしかない。」

   と言った、極めて厄介な <両刃の剣> に晒される。


   
   しかし、これがすべてだ、

   虚無だ、無意味だ、無根拠だと、

   オーム返しのナンセンスを指摘したところで、

   現実的事態は何一つ改変されず、

   返って、事態は益々混迷の度を加え、

   冷ややかで冷徹なニヒルの跋扈するところとなる。


   これら一連の言語ゲーム論的限界に気付いた者たちは、

   これが、自己内外する自己相対的な <意識のワナ> であり、

   出口のない対偶論法であり、チャージ変換された相対的な観念であること、

   自他ともに、出口も入り口もない <いら立ち> のなかに巻き込まれ、

   引き立てられたことを知っている、


   此処には、決して安穏の地はないこと、たどり着けないことを、

   はからずも、白日の元に身を晒しながら <空白の時> を迎えている。


   ゴドーを待ちながら ・ ・ ・