≪断絶の川≫


   断絶の岸辺に立ち、橋のない川を乗り越えて、

   人情の岸辺にたどり着くもの

   
   
   娑婆 (サハー/幻想) 世界に在って、

   <わたくし> と言う名の、

   <わたくしと言う思い> のすべてから

   遠く隔たり、尽く断絶しながら、

   彼岸から此岸へと、或は、此岸から彼岸へと、

   橋のない川、断絶の川さえも平然と飛び越えて、

   今此処に、人情の機微に触れる者。



   この人情の岸辺にたどり着く者こそ、

   ≪菩薩≫ (覚有情/人間) と呼ばれるに相応しい。