このところ、不思議な事態 (感覚) に立ち会っている。

   と言っても、この暮れから正月にかけてのことだが、

   一向に <気取る> ことのない生活が続いている。


   意識走らない生活というのだろうか、

   せかせかと、気ぜわしく立ち振る舞うことのない日々である。

   しかも、このせっかちで落ち着きのないわたしがである。

   
   したがって、疲れないし、気ぜわしくない。

   正月だと言うのに、じつに平凡で何気ない生活のなかに、

   至極、落ち着いた <わたし> がいるのである。


   意識的な事態から遠く離れて、人や世間との一体感というのか、

   その親密度が増し、親しみが増したのである。

   それも、意識してのことではなく、

   知らず知らずの内に、いつの間にかそうなっている。


   このことに気付いたのは、これが破綻した瞬間、

   つまり、わたしが <気を取った瞬間> である。


   そして、さらに不思議なのは、

   ここからは、自他に渡る <心のきざはし>、

   その予兆とも予期とも言える <心の動き> が、

   的確に見えるのである。   (ちょっと自慢!)