「秘密荘厳心」 について
――― この ≪光り輝くもの≫ を看よ。
『碧巌録』 第八十六則 「雲門有光明在」 より
「評唱」 に曰く、
雲門室中に垂語して人を接す。
汝等諸人の脚跟下 (あしもと) に、各々一段の光明有り、
今古に輝騰して、迥 (はる) かに見知を絶す。
然も光明ありと雖も、恰も問著するに到りて、又会せず。
豈に是れ暗昏々地なるにあらずや。
また、古人道く、
「汝等諸人、六根門頭に昼夜大光明を放って、山河大地を照破す。
只止 (ただ) 眼根より光を放つのみならず、鼻舌身意も亦た
皆な光を放つ」 と。
(同上、第九十則 「智門般若体」 参照)
さて、この一大光明蔵、何と始末したものか、
<金屑貴しと雖も、眼に落ちて翳 (えい) と成る>
と、言うのに ・ ・ ・
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