書庫: 龍のすみか 所収
   


   ≪有仏と無仏≫


   <生死のなかに仏あれば生死なし> 

   ――― 随処作主、立処皆真。   (臨済)

   
   <生死のなかに仏なければ生死にまどはず> 

   ――― 庭前の柏樹子。   (趙州)


    
   どうもいけません。

   語るに落ちて一片の徳も有りません。

   理に過ぎて、実 (事) を失うのです。