書庫: 夏休み中の寸言居士 所収
   


   赤とんぼが飛んだ。

   ――― つくつく法師の声につられて、

   目線の先に赤とんぼが飛んでいる。



   することに於いて、あるいは、しないことに於いても、

   それを、負荷や負担にすり換えることで、

   ( あるいは、義務や義理に仕替えることで、)

   失ってしまうものの大きさを思っている。



        *        *        *



   何をするにせよ、しないにせよ、

   それを負荷とし負担とすることで、

   人は孤立し、共感と共生の土壌を離れる。

   
   あるいは又、増長し慢心することで・・・。