書庫: 夏休み中の寸言居士 所収
   


   ここ二日ほど、涼しい日が続いている。

   
   二十日の夕刻に激しい夕立があり、

   これを境に気候が一変した。

   
   夜半には、秋の虫も鳴き始め、

   翌朝、肌寒さの為に早くに目が醒め、

   上掛けを出して二度寝した。

  
   
   今年は、子供達が盆休みを後半に集中させたこともあって、

   最後の客を送り出したのが十九日、

   暑かった高校野球も終わり、オリンピックも終盤を迎えて、

   何となくひと気の去ったビヤガーデンの風情だ。


   
   あれほど騒がしく泣き喚いていた蝉の声も

   今は何処にも聞こえない。