書庫: 夏休み中の寸言居士 所収
7月23日 (水) 晴れ
子供の頃から、夏の朝の爽やかさが好きだった。
しかし今では、そんな朝は此処には無い。
すでに室温は30度を越えている。 (7時現在)
蝉だけがけたたましく鳴いている。
* * *
「休めない人ね」 ・・・ と、奥さんに笑われた。
やむを得ざる仕儀とは言え、
これまで何かにせき立てられ、
追い立てられるように生きてきた。
金輪際ゴメンだ、と思いつつも、
習慣のワダチは、そう簡単には解けそうもない。
無為であることを恐れ、うしろめたく思う私がいる。
何かしら、有為有能、有益でなければならぬかのように。
背後には、そして前面にも社会的通念、或は、常識と言う
世間の網の目が張り巡らされ、蜘蛛の糸に手足をからめ取られ
取り込まれた一匹の虫のように、アセリ・モガキ・イラ立つ私がいる。
( 自利自利、我利我利、義理義理・・・と。)
およそ、悠々自適どころの騒ぎじゃない。
* * *
7月23日 (水) 晴れ
子供の頃から、夏の朝の爽やかさが好きだった。
しかし今では、そんな朝は此処には無い。
すでに室温は30度を越えている。 (7時現在)
蝉だけがけたたましく鳴いている。
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「休めない人ね」 ・・・ と、奥さんに笑われた。
やむを得ざる仕儀とは言え、
これまで何かにせき立てられ、
追い立てられるように生きてきた。
金輪際ゴメンだ、と思いつつも、
習慣のワダチは、そう簡単には解けそうもない。
無為であることを恐れ、うしろめたく思う私がいる。
何かしら、有為有能、有益でなければならぬかのように。
背後には、そして前面にも社会的通念、或は、常識と言う
世間の網の目が張り巡らされ、蜘蛛の糸に手足をからめ取られ
取り込まれた一匹の虫のように、アセリ・モガキ・イラ立つ私がいる。
( 自利自利、我利我利、義理義理・・・と。)
およそ、悠々自適どころの騒ぎじゃない。
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