書庫: 龍のすみか 所収
   


   ≪自我的モデル≫


   もし、このような 正 (+) と 負 (-)、

   或は、N極 と S極 に双極化されたダブルバインドな情況が、

   (表向きには、ダブルスタンダードな状況が、) 正当な認識だとすれば、

   人は各場に於いて、上下・左右・前後に自己対称化されるばかりでなく、

   虚と実とも言うべき <表 と 裏>、

   或は、位階的で位層的な <表層と深層>、

   或は、時空的な <過去・現在・未来> にも開かれた、

   ダイポールな現象場として、電磁場的な、

   (その意味では、相互作用的な) 「楕円構造」 に偏極化される。


   しかも、

   このような場が、周辺部の外部状況 (状態量) と密接に関連しつつ、

   各場ごとの位相的変容 (モード変換/正負の変換) を加えるに到っては、

   これは最早、我々の意思と言う以上に、 今も尚、<神のみぞ知る>

   予測不可能な不可思議世界 (生成) と見える。   (ゆらぎとズレと歪みと)

   
   ――― ≪行為 (作用/運動) は認識に先行する≫ *


   
   * 但し、これは必ずしもランダムや混沌を意味するのではなく、

   むしろ、各場に渡る 「良知良能性」 とも言うべき正常かつ正当な秩序、

   この世の ≪自然の摂理≫ (自明性の原理) と見える。