書庫: 龍のすみか 所収
   


   ずいぶんと、話がそれてしまった。

   でも、わたしの暑苦しい話なんかに比べると、

   こちらの方が、ずっと実際であり、現実であり、切実だ。

   
   すでに、開け放たれた部屋の室温でさえ29℃を越えている。

   連日の真夏日だ。

   それでなくとも疲れた身体に、この暑さはこたえる。

   一時の間に合わせで、涼しい部屋に逃げ込んでも、

   逃げ場所なんかありゃしないし、

   不可避的で不可逆的な事態が好転するわけでもない。


   あいかわらずの <能天気> 、

   おてんと様次第 (不可抗力) と言うわけだ。

   これじゃ、昔とさほど代わり映えしない。

   かえって、事態は悪化するばかりだ。


   こんなにも立派な先生方をいっぱい抱えているにも拘わらずだ・・・。

   <どないかせんかい!!> などと、

   他人事のようにうそぶき、不機嫌な顔をしているわたしに妻が、

   <そんな顔しても、涼しくはなりませんよ> ・・・だと。


   気を取り直して、

   ゆうべは冷たい生ビールを飲みにお出かけ。