書庫: 龍のすみか 所収
   


   ≪啓示≫


   もし人が、存在の高みに立ち得るのだとしたら、

   それは、存在の高みにではなく、存在の深みを通底し、

   経由したものでなければならないだろう。


   しかも、存在を疎外することなく、

   内に豊かに内蔵した ≪存在の高み≫ でなければなるまい。