書庫: 龍のすみか 所収
   


   ≪シグナル≫

   ――― あるいは、「サイン」。


   わたしの中で、

   自己内外に向かう <持続的意思のようなもの> が終わってしまった。

   言わば、因果を結び付け関連付ける <関係子>、

   あるいは、<意識のひも> と言ったものが

   途切れてしまったのである。


   したがって、

   今では意識自体が個別的で各場的な <単体> となり、

   的確に表明され表現された <場の運動量> となり、

   <場の情報量> となって明滅している。


   
   ――― そう、まるで各場ごとに明滅し点滅する

   <シグナル> のように・・・。