≪場のふるまい就 所収
   

   
   『臨済録』 勘弁 十六 より

   ≪渾崙 (こんろん) 擘 (つんざ) けども開けず≫


   
   師 (臨済) 僧の来たるを見て、両手を展開す。

   僧 無語。

   師云く、会すや。

   云く、不会。

   師云く、渾崙擘けども開けず、汝に両文銭を与えん。



   僧がやって来るのを見て、師は両手をひろげて見せた。

   僧が黙っていたので、

   師は言った、 「わかったか」

   「わかりません」

   師 「お前みたい鈍な奴には手がつけられん、

   草鞋 (わらじ) 銭ぐらいはくれてやるからさっさと帰れ」


                
                (岩波文庫 朝比奈宗源 訳)




   ≪ 機輪曾って未だ転ぜず、転ずれば必ず両頭に走る。≫


    (『碧巌録』 第六五則 「外道問仏有無」 雪竇の頌 参照 )