≪場のふるまい就 所収
   


   『臨済録』 勘弁 十四 より


   師 (臨済)、杏山 (あんざん) に問う。

   如何なるか是れ露地の白牛 (びゃくご)。 *

   山云く、吽吽 (こうこう)。

   師云く、唖 (あ) する那。

   山云く、長老作麼生 (そもさん)。

   師云く、這 (こ) の畜生 (しゅくさん)。

    * 露地の白牛: 自己本来の面目



   師は杏山に問うた、「露地の白牛とはどうか」

   杏山 「モォー、モォー」

   師 「お前はいつから口が利けなくなったのか」

   「あなたならどうですか」

   師 「この畜生め!」。


        
       (岩波文庫 『臨済録』 朝比奈宗源 訳) **

       
    ** 一部、訳の変更を行っています。