≪場のふるまい滋 所収
   


   ≪拈華微笑≫

   ――― 黙契秘旨 (以心伝心)


   
   『無門関』 「第四十九則語」 頌に曰く、

   
   語火是燈     火は是れ灯なることを語れば、

   掉頭弗譍     頭を掉 (ふる) って譍 (こた) えず。

   惟賊識賊     惟 (こ) れ賊のみ賊を識 (し) り、

   一問即承     一問に即ち承 (う) く。

   
   
   ( 火はともしびぞと言うなれば、誰もが首を横に振る。

    賊と賊との目くばせは、問いと答えがピタリ合う。 )


           
             (岩波文庫 『無門関』 西村恵信 訳)