≪場のふるまい頃 所収
   


   ≪場の反映≫


   ――― 此処でも、

   再び、あの奇妙なアナロジーを感得する。


   つまり、この帰納法的で還元論的な手法が、

   ( 良い悪いは別にして )

   フッサールの現象学的還元 (現象学的エポケー) と、

   手法が似ていると言うことである。


   そして、結論を先取りして言えば、

   そこに尚一段の、超越論的還元を通じて

   超越論的転回 (回心) を行えば、

   これはもう、ほとんど蘇東坡の世界と同じであり、

   我々の言う、<現今了々と自明なる自己> とも

   <自明性の現在> とも呼ばれる、

   ≪事象 (場/時空) そのもの≫ に帰還する。


   
            ―――――  (無心の現在)