≪場のふるまい喉 所収
   


   午後のひと時 ・ ・ ・


   < わたし達は、一体どのようにして自明性を喪失し、

     自ら為す混迷へと向かうのでしょう。>


   
   当今自明する現在性から非在する虚妄な迷妄へと、

   ――― その意識的な持続する反応的自我へと、

   主体的な軸足を転移 (Charge変換) させることに依って、

   すっかり、その <足もと> を見失うからに他なりません。


   それにしても、簡単なことを難しく言うのは簡単だけれど、

   難しい事柄を簡単に言うのは、とても難しいように思います。

   そして実際は、言葉にするのもはばかれる程に、

   とても簡単なことかも知れません。



   ≪ 巨霊手を擡 (もた) げるに多子 (たし) 無し、

     分破 (ぶんぱ) す華山の千万重。≫


           ( 『無門関』三 「倶胝竪指」 参照 )