≪場のふるまい窟 所収
   


   甲高い百舌鳥の声に目覚める

   ほどなく、妻が起きてくる

   今日も雪の朝だ

   例年になく雪の多い年となった。


   
   
   『自己救済の道』 (2)


   運命に立ち向かうにせよ、

   運命と諦めるにせよ ・・・

   
   一度何処かで、自分自身を <正受> しておかないと、

   つまり、「証得」 (証拠) しておかないと、

   その行為は、疑心暗鬼のまゝ不埒なるまゝに、

   自暴となり、自棄となる。


   誤魔化しようのない自己なるぞ、

   避けようのない自己なるぞ、

   耐え難くも <このような自分> なるぞ、と

   
   一度ならずも、何処かで承知し正受しておかないと、

   人は、必ずや、他己ばかりでなく自己をも欺いて、

   「誤魔化しの手立て」 に打って出るのだから。


   そして、いま少し言えば、

   この 「証契」 とも言うべき <正受> を経なければ、

   <正応> すら侭ならなくなるのだから。


   要するに、どうすることが自分にとって最善 (最適) かが、

   分らなくなってしまうのだから ・・・