≪場のふるまい侠 所収
   


   ≪我、いまだ自己を知らず、いずくんぞ他己を知らんや≫


   ――― 他人のことはさておき、

   あなたは、正見にあぶり出された

   己が姿を知っているだろうか。


   <神の眼> (或は「死人の眼」) とも言える、

   自他に渡って公平(フェア)な、

   それでいて容赦のない峻厳な神の目線を。

 
   この耐えがたくも居たゝまれない

   反照の目線 (両刃の剣) にさらされる時、

   私達は愚かさ以上に、その罪深さを感得し、

   いや応のない自律自戒 (自制/自愛) を迫られる。