≪場のふるまい侠 所収
   


   当所に <事なきを得た> でしょうか?

   
   自身、 <事々無礙> なるを、

   <観自在> なるを、了畢し得たでしょうか。


   心に於いて無事  (無事於心)

   事に於いて無心  (無心於事)


   ――― なるを、了解したでしょうか。



   一々、反応しなくとも、

   或は、過去の記憶と経験の巣窟である

   反応的 「自我」 の手を煩わさなくとも、

   先験的な自明自証性の元に、

   観自在に行為 (言動) し、

   自律自戒 (自己制御) 出来ることが、

   了解し納得できたでしょうか。


   必要となれば、思惟や思考の一切、

   思案や心配の 「自我的反応」 の一切を用いて、

   それこそ、何の造作 (心配) もなく

   ≪大自在≫ に活躍顕現できることが、

   得心いったでしょうか。


   ――― その条件の有無に拘わらず ・・・。