≪何してんのん≫ 所収
   


   ・・・ 朝から雨が降っています。

   今日で仕事納めの方も多いのではないでしょうか。



   
   ≪言ひおほせて何かある≫   (芭蕉)


   
   芭蕉と言うひとは、一筋縄では行かない。

   何とも厄介なひとだ。

   さんざん談林風発、発句の限りを尽くして、

   尚、 <言ひおほせて何かある> だもんなぁ~。


   
   文字通りに受け取りゃ、

   <過ぎたるは及ばざるが如し> で、

   余韻、余白こそ大事と言うことなのだろうが、

   なお一層、直截的に (つまり、存在論的に) 読めば、

   ほとんど、禅問答も同じ、

   <何事もなし> (本来無事)

   と、答えざるを得まい。


   
   芭蕉云く、

   「言ひおほせて何かある」

   
   管理人答えて云く、

   「何事もなし」 (無事是貴人) と。



   それにしても、

   ことごとく言わずにはおられぬ、

   つれづれの辞世 (末期の一句) ではなかったのか・・・。



   しかるに、なお、

   <一句いまだいひおほせず>

   とは、何とも、イヤハヤ。