≪愛のフロント頃 所収

   

   当処に十方を開示し、

   三世 (過去・現在・未来) を通観する者。


   当処に 「無師知」 (無私知) を明らめ、

   「無疑地」 に佇む者。


   この無疑地に在って、

   只管 (只ひたすら) に当為する者。


   ――― この者、

   常に当処に在って自由にして自在なる

   観世音にして観自在なる人 (真人) ならんか。