≪日々狂乱≫ 所収
   


   ・・・ それにしても、彼ら(サウジ代表)の戦い振りは見事でした。

   彼らは、見事に意思が統一され、只、勝つこと、只、ゴールをゲットすること

   だけに集中していました。 

  
   ( まるで、相手がそこに居ないかのように・・・ )

  
   
   そのシンプルな戦い振りは、直線的な縦へのつながりと共に、

   縦へ縦へと突進する者のサポートと言うばかりでなく、

   あわよくば、自らがそのおこぼれを頂戴せんとするような、

   野性味溢れたしたたかさを発揮していたのです。


   
   たしかに、日本と違って速攻を武器とするお国柄とは言え、

   ディフェンシブに守っては速攻を繰り返すスタイルは、

   下手をすれば、単調の極みとなりかねませんが、

   そして現代サッカーから言えば、時代遅れな亜流に属するのかも知れないが、

   個人技さえ磨けば、悠長なスタイル(システム)・サッカーよりも、

   はるかにスピード感にあふれた魅惑的なものと見えるのです。


 
   迷いの無い攻撃性、とでも言うのだろうか、

   そのシンプルで迷いの無い怒涛のごとき突進は、

   すでにW・カップ日韓共催時に、居並ぶ列強を尻目に

   宿敵韓国が、みごとに実証して見せたのですから。



   さて、今夜はどんな戦いになるのやら、

   とても楽しみにしています。