≪愛のフロント頃 所収
   


   ≪東天の観音子≫

   ――― 朝から快晴です。 一点の雲も有りません。


   <此処に一人 (真人) 在り>

   
   是の人、何人にも換え難い 「自己」 なるがゆえに

   「然り」 と首肯す。


   さても、妙有妙用有り。

   「用いんと要さば即ち用いよ、更に遅疑すること莫れ」 と。


   是れを、≪極北の人、悉く南面 (正面) す≫ と言う。

   常に娑婆 (日常生活) に在って、自救他救 (正応) し給う。


   「大道無門、千差路有り」 と言うべきか、

   「真実一路」 この人なり。   (サマンタ・ムカの現成)