作品の中で、人の後ろについて心がない人ことをしている人を
否定するような記述があります。少なくとも主人公はそういう人に対してマイナスイメージを持っています。
これは、作品の主人公が偽物もしくはそれに近いからです。
本物なら、心がない人も魅了してしまいます。
実力が本物なら、自分の周囲に集まってくれた心がない人、ただ流されているだけの人たちも、魅了して自分のことを好きにさせます。
本物はただ時間を使ってくれさえいいんです。それだけで足りるんです。
偽物は時間を使われれば使われるほど、自分が偽物だってバレちゃうから恐れる。本物は、時間を使ってくれたら使ってくれるほど、自分の実力が本物だって認めさせられる。
作品の中の主人公は偽物もしくはそれに近いので、人の後ろについて心がない人ことをしている人を否定しています。
あなたに魅力がないから、心がない人を魅了することができていないんでしょ。ってつっこみたくなります。
だけどあら不思議。
心がない人たちは、主人公から離れようとしません。
なぜなんでしょう?
それは彼が、主人公だからです。いなくてはならない存在だからなんです。
欠かせない存在なんです。だからどんなに魅力がなくても、バカでも、マヌケでも、人々は主人公から離れようとしないんです。
真ん中の…
さらに真ん中の・・・
外からでは見えない中心の部分に、
彼はだれももっていないような魅力を持っているんです。
そういう人が主人公になれるんです。
量産品ではダメなんです。彼でなくては、ストーリーが面白くならないんですよ。