洗濯表示はこう変わる(新たなISO国際規格) | アオサンだーjp

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洗濯表示はこう変わる(新たなISO国際規格)


動画は以下でご覧ください
⇒http://youtu.be/XsL7PReKbz8
7分24秒


昨年10月20日に新たに日本工業規格(JIS)として
ISOの規格の「洗濯表示」が制定されました。




輸入衣料を国内で販売する場合、JIS表示を
新たに付ける必要があり、海外から「非関税障壁」と
みなされる恐れがあるためといいます。


ISOの洗濯絵は欧州約20カ国を中心に普及し、
アジアでは中国が採用しています。


JIS(Japanese Industrial Standards)
ISO(International Organization for Standardization)


洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングなどの仕方や
注意事項を示す記号がいままでと変わります。
絞り記号は無くなります。


現行の22種類から41種類と大幅に増えます。


 衣類などのラベルに印刷される新「洗濯表示」は
早ければ2016年末ごろ(17年春夏物)から順次登場し、
一定の併用期間を経た後、全面的に刷新されるそうです。


これに伴い、1968年からずっと使われてきた現行の
日本独自の洗濯表示は無くなることになります。


今まで見慣れたマークとは全く変わってしまうので、
とてもわかりにくい、と悪評です。


そもそも世界の「洗濯表示」は日本独自のJIS、
欧州を中心に普及した国際標準化機構(ISO)の規格、
米国独自のASTMの「三大勢力」に分かれていました。


各地域の気候風土や文化に根ざした洗濯の方法が異なるうえ、
規格の標準化を巡る政治的な思惑も足かせになっていました。


だが1995年に世界貿易機関(WTO)加盟国に国内規格を
国際規格に合わせるように求める協定(WTO/TBT協定)が
発効したことから規格を標準化しようという機運が高まり、
長い交渉の末、ようやくJISとISOの整合性が
図られることになったのです。


JISが定める「洗濯表示」の変化は大まかに
基本図形と付加記号の2つです。


◆洗い「たらい」、漂白「△」、乾燥「□」、クリーニング「○」


まず基本図形。


洗濯は「たらい」
漂白は「三角」
乾燥は「四角」
アイロンは「アイロン」
クリーニングは「円」


で示されます。


現行で手洗いは「たらい」、
洗濯機による洗いは「洗濯機」と2種類の図形に分かれているが、
新表示ではすべて「たらい」に統一されます。


だから、たとえ「たらい」の図形があっても
手洗いを意味するとは限らないので注意が必要です。


◆横棒が多いほど「弱」、点が多いほど「高」


現行では強弱を「弱」という漢字で示していますが、
新表示では「横棒」の数で示す。


「横棒がない」のは通常の強さ、
「1本」は弱く、「2本」は非常に弱くという意味。


棒の数が多いほど弱くなります。


 一方、温度。現行では「高」「中」「低」という
漢字で示しているが、新表示では「点」の数で示します。


点が「1つ」は低、「2つ」は中、「3つ」は高という意味です。


点の数が多いほど温度が高くなります。


攻略法としては「横棒は力を弱くするマイナス」
だと考えると覚えやすいです。


マイナスの数が増えるほど弱くなります。


一方、「点は火の数」だと考えると覚えやすいです。
点の数が多いほど温度が高くなります。


このように基本ルールをおさえておけば
意味を容易に理解できます。



◆手洗いには「手」、酸素系漂白も追加


 まず洗濯。

すでに説明したように現行では洗濯機は「洗濯機」、
手洗いは「たらい」と分かれているが、
新表示ではどちらも「たらい」に統一されます。


たらいの中に人間の手が描かれていれば、
手洗いができるという意味です。


温度帯は現行よりも細かく分類され、
セ氏70度とセ氏50度が新たに加わりました。


「横棒」の数は洗濯する際の強弱を示します。


次に漂白。


現行では「エンソサラシ」(塩素系漂白可)と「漂白不可」の
2種類しかないが、新表示では酸素系漂白が
できるかどうかの記号も加わります。


このため、新表示は


「三角」(どんな漂白も可)、
「三角に斜線」(酸素系漂白のみ可)、
「三角にバッテン」(漂白不可)


の3種類となります。


◆縦棒は「つるし」、横棒は「平」、乾燥機も追加


 乾燥については読み方に慣れが必要です。


現行では


無地がつるし干し、
平が平干し、
斜線が陰干し


を示しているが、


新表示では


「縦棒」がつるし干し、
「横棒」が平干し、
「斜線」が陰干しを示します。


「棒が服が干される向きを示す」
と考えると理解しやすいです。


また、棒が「2本」の場合はぬれ干しを意味します。
「水分を多く含んでいるので棒の数が多い」と覚えましょう。


 現行にはなかった乾燥機による乾燥(タンブル乾燥)
の記号も新たに加わります。


排気温度の上限は点が

「2つ」ならセ氏80度、
「1つ」ならセ氏60度。
×が付けば乾燥機による乾燥はできない


ことを意味します。


◆P・Fは「ドライ」、Wは「ウエット」


 アイロンは点の数が多いほど底面温度の限度が高いことを示します。


「3つ」が高(セ氏200度)、
「2つ」が中(同150度)、
「1つ」が低(同110度)。


 クリーニングはP、F、Wとアルファベットが記されているが、
これにも簡単なルールがあります。


覚えておきたいのがW。


水を使った「ウエットクリーニング」ができることを意味します。


現行ではドライクリーニングの可否しか表記していませんでした。


 PとFはどちらもドライクリーニングが可能という意味。

違いは使う溶剤。

Pはパークロロエチレンなど、
Fは石油系を示します。


ただ、溶剤についてはクリーニング業者が判断するので、
消費者は気にしなくてもよいです。

「Wならウエットクリーニング、
PかFならドライクリーニングができる」
と覚えておくだけで十分です。


新表示はISOの規格と同じで世界で通用するので、
一度覚えておけば、海外でも役に立つかもしれません。


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20150316
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