• そりゃ、「普天間基地継続利用」が、一番安いさ。ー【琉球新報社説】新基地9300億円超過も 海つぶす公金無駄遣いだ


 「普天間基地移設問題」シリーズは、弊ブログの「金字塔」と言って良さそうなぐらい、多くの一連の記事となった。まあ、「弊ブログの金字塔」なんてのは、「普天間基地移設問題」シリーズ程度である、ッて言い方も、出来そうではあるが。
 
 鳩山由紀夫の「(当時は未だ野党だった)民主党の党首としての、衆院選の口約束(ってことになった。)」である「(普天間基地の移設先は)最低でも県外って「キャッチフレーズ」に端を発し、迷走に迷走を重ねて元の木阿弥「辺野古移設」となってからもなお、下掲のように琉球新報や沖縄タイムスは「辺野古基地建設反対」を主張し、未だに当該問題は「継続している」。

 弊ブログの「普天間基地移設問題」シリーズは、言い出しっぺで、諸悪の根源で、弊ブログで「そのフルネームが、人類の叡智の及ぶ限り最大最低最悪の罵詈雑言」と認定された鳩山由紀夫の「辺野古移設回帰」で一応の幕を閉じた、訳だが、当時の記事にも書いた普天間基地継続利用が、実は”基地反対派”にとっても好都合なんでは無いか?って感を、今回また新たにしている。
 
 有り体に言えば、所謂「基地反対派」ってのは、「基地に反対」為ているのではなく、「米軍と米国と日本政府に反対している」のであり、その目的に沖縄県民とか、サンゴ礁とか、ジュゴンとかは、御神輿でしか無い、ってことだ。

  • (1)【琉球新報社説】新基地9300億円超過も 海つぶす公金無駄遣いだ

新基地9300億円超過も 海つぶす公金無駄遣いだ

 

 

https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-3442864.html

 

公開日時

2024年09月05日 04:00

 

#社説

<社説>新基地9300億円超過も 海つぶす公金無駄遣いだ

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 際限なく膨れあがる事業費に言葉を失う。しかも、事業が完了する見込みが立っていないのだ。出口の見えない難工事と税金の無駄使いをいつまで続けるつもりなのか。

 

 米軍普天間飛行場の返還に伴う辺野古新基地建設の事業費で9300億円と防衛省が試算していることについて、木原稔防衛相が記者会見で「今後の検討などによって変更があり得る」と語った。「現時点で具体的に見直す段階ではない」とも述べた。新たな試算額は示さなかった。

 

 木原防衛相の発言は事業費が試算額を大幅に超過するのを認めたものと言えよう。試算額の約57%に当たる約5319億円は既に2023年度までに支出済みである。埋め立て工事に用いた土砂量は全体の15%にとどまる。今後、大浦湾側に存在する軟弱地盤の改良工事を進めなければならない。事業費は防衛省試算を大幅に超過することは避けられない状況にある。

 

 しかも、新基地建設の経費は入札後に受注者と沖縄防衛局が変更契約を結んで増額する手法が常態化している。事業費が膨らむのは当然だ。

 

 通常の公共事業では許されないことが、米軍に提供するための防衛施設だから許されるという話では済まないはずだ。政府は巨額を投じて沖縄の海をつぶすような工事を直ちに中断するという判断をすべきだ。これ以上、公金の無駄遣いを続けてはならない。

 

 新基地建設の事業費はこれまでも膨張を重ねてきた。防衛省が2013年に県に提出した埋め立て承認申請書では護岸建設や土砂投入など埋め立て工事費として2310億円と記している。

 

 14年3月、当時の小野寺五典防衛相は環境保全措置や飛行場施設の整備などを加えた総工費として「少なくとも3500億円以上と見込んでいる」と国会答弁した。この時点では軟弱地盤の改良工事費は試算に含まれていない。

 

 一方、県は18年11月の政府との集中協議で、防衛省試算をはるかに上回る2兆5500億円という独自の試算を提示している。7万7千本のくいを用いた地盤改良工事の費用を加えたものだ。

 

 政府は19年12月になり、地盤改良を含めた総工費として9300億円という試算を示した。14年時点の試算の約2・7倍に上る。木原防衛相はこの額についても「経費の概略」と説明している。さらなる経費膨張は織り込み済みなのだろう。2兆円を超す県独自の試算もいよいよ現実味を帯びている。

 

 これらの経緯をみても辺野古新基地建設計画が実現性や合理性に乏しいことが分かる。米軍は新基地の完成は「早くて2037年」と推測している。普天間飛行場の危険性をこれ以上放置することは許されない。日米両政府は新基地計画を断念し、実現性のある普天間の危険性除去策のとりまとめに向けた協議に入るべきである。

 

  • (2)金のことを言うならば、既存の普天間基地を継続利用するのが、安いし、エコだぞ。

 時々思うのだが、琉球新報はじめとする「辺野古移設反対派」ってのは、詰まるところ「普天間基地の継続利用」を目的としている、のではなかろうか。「米軍基地反対派」とも、自称だか他称だかもするようだが、その実、「居住地に隣接した、世界で最も危険な航空基地」とも称される「普天間基地」が、実に好都合だから。

 大体、琉球新報自身が以前に社説で、辺野古の海底地盤は軟弱だから、滑走路=基地建設は不可能だ。」と断定断言し、「だから辺野古基地建設は中止しろ」と主張していた。諄い様だが、琉球新報が、新聞社の公式公的な主張たる社説で、だ。
  
 で、その「辺野古基地建設不可能説」は、当時弊ブログ記事でも断じた通り、「辺野古基地建設を継続し、辺野古基地を実現することで、事実を以て粉砕され」様としている訳だが・・・「公金無駄遣い」と言うならば、今になって建設工事を中断すれば、今まで投じた辺野古建設費は全くの無駄になるのだが、それは「良い」のかね?

 まあ、普天間基地継続利用となれば、「居住地に隣接した、世界で最も危険な航空基地」は維持でき、喧伝できるのだから、「良い」のだろうさ。