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先の大戦は、「大東亜戦争」ですが、何か?-【東京社説】「大東亜戦争」投稿 自衛隊の歴史観を憂う
以前にも書いているところだが、「歴史観」とか「歴史認識」とか言う奴ぁ、「人の数だけある」モノだ。私と貴方では、「歴史観/歴史認識」は「違って当然」。「似てれば偶然」で、「気が合う」って事であり、「全く合致したならば、奇蹟」と言って良かろう。
であるならば、私(ZERO)であれ、誰であれ、自由意志を持つ個人に対して、如何なる歴史観/歴史認識であろうと、強制し強要すると言うことは、実に恐るべき内心の自由の侵害であり、思想統制であり、必然的に人権蹂躙である。
そんな簡単明瞭なことが、「判らなくなってしまう」のだから、思い込みって怖いよねぇ。
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(1)【東京社説】「大東亜戦争」投稿 自衛隊の歴史観を憂う
「大東亜戦争」投稿 自衛隊の歴史観を憂う
https://www.tokyo-np.co.jp/article/320322
2024年4月10日 07時17分
陸上自衛隊の部隊がX(旧ツイッター)への投稿で、アジアへの侵略戦争を正当化する文脈で使われることが多い「大東亜戦争」という表現を用いた=写真。陸海の隊員が靖国神社に集団参拝したことも明らかになっている。過去の戦争を美化する歴史観が自衛隊内で広がっていないか憂慮する。
陸自大宮駐屯地(さいたま市)の第32普通科連隊は5日、日米が戦った硫黄島(東京都小笠原村)の戦没者追悼式への参加をXの公式アカウントに投稿した際「大東亜戦争最大の激戦地」と記した。この表現は8日に削除した。
日本は1941年12月の開戦直後、アジアの解放を名分に「大東亜戦争」と呼ぶことを閣議決定した。戦後「大東亜戦争」の呼称は連合国軍総司令部(GHQ)に禁じられ、現在は日本政府も一般に公文書では使用していない。
代わって「太平洋戦争」の表現が定着したのは、破滅的な敗戦につながったアジアへの侵略と植民地支配を戦後、幅広い日本国民が反省したからにほかならない。
同様に自衛隊も現行憲法の下、旧軍と制度的に断絶する形で発足した。にもかかわらず、陸自部隊が公式アカウントで一時的とはいえ「聖戦思想」を疑われかねない投稿をしたことは深刻である。
懸念はこれにとどまらない。海自司令官と幹部候補生学校卒業生らが昨年5月に、陸自幹部ら22人が今年1月に、靖国神社を参拝した。もちろん隊員にも信教の自由はあり、防衛省は私的参拝と結論付けて問題視はしていない。
しかし、参拝が強制でなくてもA級戦犯を合祀(ごうし)し、先の戦争を正当化する神社に自衛隊員が集団参拝した事実は残る。内外から歴史観を疑問視され、憲法が定める政教分離にも抵触しかねない。
内閣府による最新の世論調査では、自衛隊に「良い印象を持っている」は90.8%に及ぶ。文民統制の下、防衛と災害救援、国際貢献を積み重ねてきた結果だ。
一連の言動は自衛隊が築き上げてきた信頼を自ら損なうことになりかねない。防衛省・自衛隊は疑念を招く言動は慎むよう隊員への指導・教育を徹底すべきである。
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(2)東京新聞は思想統制を強要する気である。正に、民主主義の敵であり、自由の敵だな。
言っておくが、自衛隊・自衛官もまた、正真正銘掛け値無しの我が国民の一人であり、「陛下の赤子」だぞ。
それ即ち、東京新聞であれ、誰であれ、「思想統制」や「思想強制」をされる謂われは無い、と言うことである。