• 新聞記者とは、気楽な稼業と、来たモンだ!!!-イスラエル軍のラファ侵攻に反対するアカ新聞社説から


 で、「イスラエル侵攻」は、「許す」のかね?

①【朝日社説】 イスラエル ラファ侵攻は許されぬ
②【毎日社説】 ガザ休戦交渉の中断 ラファ侵攻は許されない
③【東京社説】 イスラエル軍 ラファ侵攻を中止せよ

 こちとらぁ、日本マスコミの偏向報道にやぁ慣れっこだし、アカ新聞と言えば朝日の「従軍慰安婦強制連行報道」はじめとして「偏向報道の権化」みたいなモノだ。
 ましてや社説は、「新聞社としての公式公的な主張」であるから、如何様に偏向していようとも、「報道記事では無いので、許容される」べきモノだ。
 
 それは、そうなんだが・・・

  • (1)①【朝日社説】 イスラエル ラファ侵攻は許されぬ

イスラエル ラファ侵攻は許されぬ

 

https://www.asahi.com/articles/DA3S15932949.html?iref=pc_rensai_long_16_article

 

 

社説

 

2024年5月12日 5時00分

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写真・図版

5月10日、パレスチナ自治区ガザ南部のラファで、安全な場所に移動するため荷車に乗るパレスチナ人=AFP時事

 

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 戦火で家族を亡くし、住む家を失い、かろうじて命をつなぐ人々を、さらに武力で追い立てる。こんな理不尽が許されてはならない。イスラエルは攻撃をやめ、停戦交渉に真摯(しんし)に臨むべきだ。

 

 パレスチナ自治区ガザ最南部のラファには、避難民150万人が身を寄せている。イスラエル軍はイスラム組織ハマスの戦闘員を掃討するためだとして、ラファ東部への侵攻を始めた。今後、さらに軍事作戦を拡大する構えだ。

 

 軍の命令で10万人以上が退避した。国連によると、そのほとんどが、すでに5、6回の避難を強いられた市民だという。ガザ全域で社会インフラが崩壊し、水も食料も医療も不足する中、いったいどこへ逃げろというのか。

 

 グテーレス国連事務総長がいう「人道上の悪夢」が現実味を増す。国際社会は本格的なラファ侵攻を全力でくい止める必要がある。

 

 ラファでの軍事行動で、エジプトやカタール、米国が仲介していた停戦交渉が中断したのは残念だ。ハマスは仲介国が示した停戦案を受け入れると表明していた。市民の命を盾にとって交渉を有利に進めるようなイスラエルの対応が反発を呼ぶのは当然だ。

 

 米政府高官は、双方の溝を埋めることはまだ可能だとしている。ガザの死者は約3万5千人に上り、その3分の1近くは女性で、子どもの犠牲は1万3千人以上だ。これ以上の流血を止めるには、即時停戦が必要だ。仲介国は双方を説得する努力を諦めてはならない。

 

 注目されるのは、一貫してイスラエルの後ろ盾となってきた米国の変化だ。

 

 米政府は、イスラエル軍がガザでの軍事作戦で、米国から提供された武器を「国際人道法と矛盾する形」で使用したとする報告書を議会に提出した。バイデン大統領は、ラファで大規模な軍事作戦を行えば、イスラエルへの武器供与を制限すると警告した。

 

 イスラエルのネタニヤフ首相は「必要なら(ハマスに)単独で立ち向かう」と強弁する。パレスチナ人の存在すら否定する極右政党の支持を失い、連立政権が崩壊する事態を恐れているのだろう。自らの政治的な延命を優先し、国の安全に欠かせない最大の同盟国の信頼を失うことの愚かさを思い起こすべきだ。

 

 日本はイスラエルとの関係を維持しつつ、パレスチナへの人道支援で積極的な役割を果たしてきた。ラファ侵攻には反対の立場を明言している。米欧などとも連携し、人道上の惨事を回避する外交努力を一層強めてほしい。

  • (2)②【毎日社説】 ガザ休戦交渉の中断 ラファ侵攻は許されない

ガザ休戦交渉の中断 ラファ侵攻は許されない

 

https://mainichi.jp/articles/20240511/ddm/005/070/122000c

 

 

注目の連載

オピニオン

 

朝刊政治面

毎日新聞

2024/5/11 東京朝刊

English version

841文字

イスラエルの避難勧告を受け、パレスチナ自治区ガザ地区最南部ラファから退避した住民たち=同地区南部ハンユニスで2024年5月6日、ロイター

 罪のない市民の命が奪われ、飢えた子どもが爆音におびえる。この「地獄」を終わらせることはできなかった。

 

 パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘で、イスラエルとイスラム組織ハマスの休戦交渉は、合意に至らないまま一時中断された。

 

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 仲介役のエジプト、カタールなどは、ハマスが捕らえている人質を段階的に解放し、戦闘を終結させる休戦案を示した。ハマスが受け入れを表明する一方、イスラエルは「恒久的な停戦」には応じられないと拒否した。

 

 ハマスがイスラエルを奇襲攻撃して始まった戦闘は7カ月を超えた。ガザでの死者は約3万5000人に上り、7割が女性や子どもとみられている。

 

 

 ハマス壊滅と人質解放を急ぐイスラエルは、ガザ地区最南部ラファへの侵攻を計画する。エジプトとの境界に軍部隊を展開しており、人口密集地へ投入する構えだ。

 

 ラファには、北部や中部からの避難民を含む約150万人が身を寄せる。本格侵攻があれば、犠牲者が急増するのは確実だ。

 

 

 そのためアラブ諸国は「重大な人道危機を伴う」と警告し、日本や欧米も反対している。

 

 住民は攻撃を恐れ、すでに大移動を始めている。イスラエルの避難勧告を受けての行動だが、勧告は市民の強制移住を禁じたジュネーブ条約に反する可能性も指摘されている。

 

 国際司法裁判所(ICJ)は1月、イスラエルにジェノサイド(集団虐殺)を防ぐあらゆる措置を取るよう命じた。これ以上犠牲を出すことは許されない。

 

 

 国連などによると、多くの住民が栄養不足や飢餓の状態にあり、大半の医療機関は機能不全だ。

 

 世界では、イスラエル政府の強硬姿勢に批判が広がっている。最大の支援国・米国でも、若者たちが大学で抗議活動を続ける。

 

 バイデン米大統領はラファが本格侵攻された場合、「兵器の供給をやめる」と表明した。これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は「単独でも戦う」と反論した。

 

 侵攻はイスラエルの孤立をさらに深め、安全保障環境を悪化させるだけだ。ネタニヤフ氏は国際社会の警告を重く受け止めなければならない。

  • (3)③【東京社説】 イスラエル軍 ラファ侵攻を中止せよイイスラエル軍 ラファ侵攻を中止せよ

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/326000?rct=editorial

 

 

2024年5月9日 08時04分

 

 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部ラファへの侵攻を開始した。人道危機の拡大は避けられず、イスラム組織ハマスとの休戦交渉も破綻しかねない。侵攻を直ちに中止すべきだ。

 エジプト国境に近いラファにはガザ人口の半数以上の120万人が避難している。大半はガザの他地域から逃れてきた人たちだ。

 イスラエル軍はラファ東部の住民に対し、沿岸部の「人道地域」に移るよう通告した後、空爆と地上侵攻を開始。人道物資の主力ルートのラファ検問所も制圧したため、人道支援継続が危ぶまれている。

 侵攻は現時点では限定的だが、「人道地域」の収容規模は不十分で、犠牲者の増大は避け難い。グテレス国連事務総長は「人道上の悪夢」と警鐘を鳴らす。

 エジプトやカタールが仲介するハマスとイスラエルとの休戦交渉では、ハマスが恒久停戦を含む仲裁案を受諾したが、イスラエルは仲裁案を不服とし、軍事的圧力で譲歩を引き出そうとしている。

 ただ「ハマス壊滅」の主張を掲げたまま、ハマスと交渉することには無理がある。住民の人命保護のために妥協すべきは当然だ。

 7カ月前の衝突当初、イスラエルに同情的だった国際世論も非難を強めている。コロンビアは断交し、トルコも通商関係を断絶するなどイスラエルは孤立を深める。

 それでもイスラエルのネタニヤフ首相が強行策に踏み切ったのは妥協を許さない政権内の極右勢力への配慮からだ。極右が連立離脱すれば政権が崩壊し、首相退陣を免れない事情がある。

 バイデン米大統領はラファ侵攻を越えてはならない「レッドライン」と見なし、首相に翻意を促してきたが事実上無視され、指導力の陰りを露呈した。侵攻直前にイスラエルへの弾薬供与を中止したが、非難の矛先をかわすアリバイづくりと酷評する声もある。

 米国の威信と求心力の回復には指導力をより発揮して、イスラエルの暴走を止めるしかない。国際社会とともに、休戦交渉膠着(こうちゃく)の危機を、停戦実現の好機とするために、外交努力を尽くすべきだ。

 

 

  • (4)「ラファ住民が、イスラエルへ侵攻・略奪・強姦・拉致監禁している訳ではない。」ってロジックは、一応成立するだろう。が、その「イスラエルへの侵攻・略奪・強姦・拉致監禁犯たるハマスが、ラファ住民を盾に取っている」のだから、「ラファ住民が巻き込まれる」責任の、少なくとも一端は、ハマスにあろうが。


 アカ新聞ってのは、一体何様なんだろうねぇ。ラファ侵攻は許されぬ」「ラファ侵攻は許されない」「ラファ侵攻を中止せよって主張するのはアカ新聞の勝手だけど、勝手でしかない。

 そもそもそのラファの「民間人」を盾にとって、更にイスラエル国民を人質にとって立て籠もっているハマスが、イスラエルに対して武力攻撃・武力侵攻・略奪・強姦・誘拐・拉致監禁を行い、拉致監禁は未だ継続中であることが、今回の発端だろうが。

 それは、イスラエルが以前からガザ地区に非人道的措置を取ってきたからだ。と、ハマスは主張しそうだが、先ず「ガザ地区の住民に対し、イスラエルが責任を持つのか?」からして大いに疑問だ。「責任を持つべき」ならば、ガザ地区はイスラエルの領土で、ガザ地区住民はイスラエル国民って事になる。かのハマスでさえ、犯罪者ではあろうが、イスラエル国民ってことになる。

「ガザ地区は、イスラエルではない」ならば、「ガザ地区住民に対し、イスラエルの国としての責任は、直接的には無い」である。周囲をイスラエルに囲まれて、「交通の自由が無い」のは「別の国」ならばありうること。「イスラエル殲滅」を掲げて公言するハマスが牛耳っていれば、立派な「敵国」で、「敵国」に対する国境封鎖って、あって当然だろう。

 第一、「非人道的状況」が「武力攻撃・武力侵攻・略奪・強姦・誘拐・拉致監禁」を「正当化する」ってのは、ある種の「革命思想」ではあるかも知れないが、とてもじゃないが一般的でも普遍的でも無い。精々の所、「非人道的状況」が「武力攻撃・武力侵攻・略奪・強姦・誘拐・拉致監禁」に対する「情状酌量の余地緒生む」程度だろう。

 そんな「情状酌量の余地」とて、「ユダヤ人国家イスラエルの殲滅」を標榜するハマスに対しては、「ある」とも、「生じる」とも、私(ZERO)には思えない。今はガザ地区で空爆に曝されて、随分と「しおらしく」しているから、同情する向きもあるのだろうが。上掲アカ新聞の様に、な。
 
 だが、そんな「同情の隙」を突いたのが、ハマスのイスラエルに対する武力攻撃・武力侵攻・略奪・強姦・誘拐・拉致監禁だったんじゃぁないか?

 で、あると言うのに、上掲アカ新聞ときたら、「ラファ侵攻は許されぬ」「ラファ侵攻は許されない」「ラファ侵攻を中止せよ」とさ。いやはや、気楽なもんだな