• 「敵失頼みで地力は無い。」って認識はあるんだ。で、そんな立民に、誰がした?ー【朝日社説】立憲民主党大会 敵失頼みで無く地力を


 朝日新聞って会社は、徹頭徹尾無責任な責任逃れ体質が身についている、らしい。

 例えば、従軍慰安婦強制連行」報道が、その一例だろう。再三再四執拗なまでに繰り返された従軍慰安婦強制連行」報道記事によって、日韓関係を根源的に毀損する要因となっておきながら、朝日ときたら日韓関係悪化にも従軍慰安婦問題解決にもほぼ「他人事」で、その「報道記事」が「尽く」と言って良いぐらいに虚報と判明し、否定された今日に至るも「悪化した日韓関係」について全く責任を感じていない(としかおも思えない)。数多の虚報誤報は、実に判りにくい「謝罪と訂正記事」で誤魔化している。

 判りにくかろうが小さかろうが、「謝罪と訂正記事」が出れば良い方で、旧日本陸軍の毒ガス使用写真」って大誤報に対しては、開き直りやぁがった事も、忘じがたい。朝日は旧日本陸軍の毒ガス使用写真発見って記事を当該写真入りで記事にして紙面掲載し、これは、旧日本陸軍の毒ガス、ジフェニル何某、通称”アカ弾”である。」と抜かす「専門家の言葉」までご丁寧に報じやぁがった。

 「抜かす」「報じやぁがる」と汚い言葉を使うのは、この朝日が引用した「専門家」ってのが、自称だか他称だかは知らぬが、絶対に真面な真面目な専門家ではないからだ。

 左様に私(ZERO)が断じるのは、一つには当該「毒ガス使用写真」が撮影されたのが野外で、天に向かってモクモクと立ち上っている「毒ガス」を写しているから。こんな「毒ガス」では、野外での野戦には全く役に立たない。折角散布された毒ガスは、忽ち希釈されて、その効力を失う。
 もう一つには、この専門家が言う「ジフェニル何某」とやらは、その名前からして「フェニル基が2個付いている」のだから(*1)、分子量は確実に空気よりも重い。これが気体であるならば、その「毒ガス」は(余程加熱していない限り(*2)「空気の下に潜り込む」筈である。第1次大戦に最初に使われた毒ガスである「塩素ガス」が、「地を這う煙」と表されたのは、正に「毒ガス(塩素ガス)の分子量が空気よりも大きく、為に重く、空気の下に潜り込んだ」から。
 つまり、上述の朝日記事が引用した「専門家」は、高校程度の化学の知識も、中学程度の物理の知識も、些かの(*3)戦史の知識も、持ち合わせていなかった、と言うことだ。それを言うならば、その「専門家の言葉」をそのまま記事にした朝日新聞記者も、記事に対して責任を負う(筈の)朝日新聞社デスクも、同様だが、な。
 で、この朝日新聞記事を取り上げた産経新聞は「誠に新聞社らしい」と言うべきか、「ジャーナリズムの片鱗を発揮した」と言うべきか、当該写真の元ネタとなった書籍を特定し、一連の写真が「渡河作戦に際し、渡河点を隠すために煙幕を張っている(*4)」写真との記載があることを突き止めた。そればかりか、未だ当時存命であった写真を撮ったカメラマンにインタビューして「渡河作戦中の煙幕展張である」って証言まで得て、報道記事とした。
 即ち、「旧陸軍の毒ガス使用写真」と言うのは、誤報/虚報であり、「渡河作戦中の煙幕展張写真」である、と報じた訳だ。
 で、これに対する朝日の言い分が、凄かったので未だに覚えている。旧日本軍が大陸(支邦)で毒ガスを使用したことは間違いない。」ってやぁがった。つまり、「旧日本軍が毒ガスを使用した」事実/史実さえあれば、「写真は合成でも特撮でもCGでも構わない。」と、平気で抜かしたのである。

 左様な無責任体質の朝日新聞なればこそ、こんな社説も、朝日新聞の公式公的な主張として掲げてしまえるのだろうな。

  • <注記>
  • (*1) こんなのは、大学受験=高校生レベルの化学の知識だ。 
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  • (*2) PV=nRTは、気体の状態方程式。Pは屋外だから忽ち1気圧で一定。Rは気体定数。従って、密度n/Vは、絶対温度Tに反比例する。
  •  故に、常温の気体は、約300℃に熱して漸く「密度半分」である。 
  •  これは・・・ひょっとすると高校受験レベルの、中学の物理の知識だ。 
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  • (*3) だが、「専門家レベル」と言うには程遠い。精々の所「戦史マニア」レベルの「戦史の知識」。 
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  • (*4) この報道自体を疑うことも出来る。が、「これから渡河する河川」も一連の写真には写っており、「野戦であるばかりか、渡河作戦で、敵は川向こうに居る」状況で、「天に向かってモクモクと上る煙」では、届きようが無いのだから、当該写真(並びに当該作戦)を「毒ガス使用」であると断じるのは、「無理がある」どころではない。
  •  ああ、「ジフェニル何某だ!!」と断言するのは、もっと難しいなぁ。 

 

  • (1)【朝日社説】立憲民主党大会 敵失頼みで無く地力を

立憲党大会 敵失頼みでなく地力を

 

 

https://www.asahi.com/articles/DA3S15855837.html?iref=pc_rensai_long_16_article

 

社説

 

2024年2月5日 5時00分

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写真・図版

立憲民主党の党大会で、拳を突き上げ結束を呼びかける泉健太代表(中央)ら=2024年2月4日、東京都港区

 

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 政治への信頼を取り戻すため、派閥の裏金の実態解明や政治資金規正法改正を、自民党に強く迫るのは当然だ。同時に、政権交代を掲げた以上は、「敵失」頼みではなく、国民から選ばれるよう、政策を磨き、地域の足腰を鍛え、地力を高めねばならない。

 

 立憲民主党の党大会がきのう開かれた。泉健太代表はあいさつで、「金権政治の自民党を国家権力からたたき出す」として、次の衆院選で自民党を上回る第1党となり、政権交代の実現をめざすと述べた。党の活動計画にも、その方針が明記された。

 

 党勢の低迷で「封印」していた政権交代という目標を、改めて前面に押し出したのは、裏金問題で自民党への不信が極まったことを追い風と受け止めたからだろう。

 

 自民、公明両党が政権に復帰して12年目。この間、離合集散を繰り返す野党の非力が、強引な政策転換や国会運営を許してきた。裏金事件の背景にも、長期政権のおごりや緩みがあろう。失政があれば、とって代わる野党が存在することは、政治に緊張感をもたらすうえで不可欠だ。

 

 とはいえ、岸田内閣の支持率が最低水準で推移するなか、立憲の支持率が一向に上向かず、時に日本維新の会を下回る現実を、立憲は厳しく受け止めねばならない。

 

 経済界の意向を尊重しがちな自民党に対し、労働者や生活者の視点に立った、きめ細かな施策を打ち出せているか。目先の世論受けを狙うのではなく、財源の手当てを含めた持続可能な制度設計になっているか。幅広い国民に支持される政策づくりに愚直に取り組むことが必要だ。

 

 選挙の態勢づくりも容易ではない。野党がバラバラのままでは、批判票の分散が避けられないことは明白なのに、共産党を含む「野党共闘」の機運はしぼんだままだ。立憲の活動計画は「可能な野党連携を進めつつ」との表現にとどめているが、野党第1党が汗をかかねば、与党との1対1の構図はつくれない。

 

 泉氏はここに来て、政治改革や教育無償化など、一致できる政策に絞って連立を組む「ミッション型内閣」構想を提唱しているが、維新も国民民主党も冷ややかだ。政治改革を実現した後、求心力を失って短命に終わった細川連立政権の顛末(てんまつ)を見ても、基本政策のすり合わせをおざなりにはできまい。

 

 4月には「政治とカネ」をめぐる問題で議員辞職した2人の後任選びを含む三つの衆院補欠選挙がある。野党が結集して受け皿をつくれるか。泉執行部の手腕が試される。

 

  • (2)立憲民主党が、「敵失頼みで地力が無い」ってのには同意する。

 だが、その立憲民主党を、「出来損ないスキャンダルの追及しか出来ない、永久抵抗野党」にした責任が、そんな立憲民主党を甘やかし、「出来損ないスキャンダル追及」を再三煽り立てた、朝日新聞はじめとするアカ新聞共には、「無い」のかね?
 
 「無い」訳、無かろうが。

 朝日はじめとするアカ新聞共は、立憲民主党どころかその前身たる民主党の、「政権交代」以前の野党時代から、大甘やかしに甘やかして「政権交代」を実現し、その「民主党政権」が終わって下野してから以降は更にヒドくなって、モリカケ桜シリーズの「出来損ないスキャンダル追及」を煽りけしかけ、立憲民主党と一心同体となって騒ぎまくり、「敵失頼み」を推奨支援してきたろうが。

 その甲斐あって、「国会でワイドショーを実演するしか能の無い、追及だけの永久抵抗党」に立憲民主党を仕立て上げておいて、今更今頃「敵失頼みを止めて、地力をつけろ」って、何を言っているんだ、朝日新聞は。

 マッチポンプも、大概にしやぁがれ。