• 説明さえすりゃ、充分だ。「疑念解消」の必要はない。多分、その可能性すら、無いだろう。ー【毎日社説】「国葬」の閉会中審査 首相は疑念解消できるか

 今月27日に実施される(*1)安倍晋三元首相国葬について、国会の閉会中審査が始まるッってんで、毎日新聞が「張り切っている」らしい。

 ま、結果は目に見えているがねぇ。どうせ、疑惑ハサラニ、深マッター!」になることに、一万ゴールド賭けても良いな。
 

  • <注記>
  • (*1) 天変地異でもあれば別だが、首都圏直下型地震級の天変地異でもない限り、安倍晋三元首相国葬は、実施される。【確信】
  •  会場は武道館で屋内だし、台風直撃ぐらいは、しのげるだろうよ。つまり、「神風」は、吹かないってことだ。 



 

【毎日社説】「国葬」の閉会中審査 首相は疑念解消できるか

「国葬」の閉会中審査 首相は疑念解消できるか

 

 

 

https://mainichi.jp/articles/20220906/ddm/005/070/054000c

 

オピニオン

 

朝刊政治面

毎日新聞 2022/9/6 東京朝刊 English version 839文字

 安倍晋三元首相の葬儀を、なぜ「国葬」とするのか。実施を決めた岸田文雄首相は、国民の疑問に真摯(しんし)に答えなければならない。

 

 近く開かれる国会の閉会中審査に首相が出席し、説明する。当初は松野博一官房長官が出席する方向だったが、反対論の広がりや内閣支持率の急落を受けて、方針を転換した。

 

 

 そもそも、明確な定義や法的根拠、対象者の基準を欠いたまま、政治家の国葬を実施することには問題が多い。本来なら法整備が必要なはずだ。

 

 少なくとも、国会で議論した上で合意を得るという手続きが必要だった。にもかかわらず政府は、国会審議を経ずに閣議決定だけで済ませてしまった。

 

 

 国葬の実施について首相は「時の政府が総合的に判断するのが、あるべき姿だ」と述べた。だがそれでは、恣意(しい)的な運用につながる恐れがある。

 

 安倍氏の首相在任期間が憲政史上最長だったことや、「歴史に残る業績」が、国葬の理由に挙げられている。しかし、安倍政権の評価は定まっておらず、説得力に乏しい。

 

 

 それ以上に、国民が疑念を募らせているのは、安倍氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の深い関係が指摘されていることだ。

 

 安倍氏の他界を理由に、「把握に限界がある」と首相は消極的だが、自民党総裁として、実態を解明する責任がある。

 

 

 国葬にかかる費用も不透明だ。

 

 政府が発表した会場設営費などの約2・5億円は、今年度の予備費から支出される。だが、予備費は災害対応など緊急時のための財源だ。

 

 予算は国会の議決を経て執行するのが、財政民主主義の原則である。国葬についても補正予算を編成し、国会に諮るのが筋だ。

 

 参列のため各国から来日する要人の警備・接遇などを含めれば、費用はさらに膨らむという。政府が全体の概算を事前に示すことが国会での議論の前提となる。

 

 首相は先の記者会見で「初心にかえり、国会で丁寧に説明する」と強調した。しかし、世論が割れる中、肝心なのは説明の中身だ。これまでの発言を繰り返すだけでは、信頼回復はおぼつかない。

 

  • バカ野党は、理解も納得もしないだろう。理解/納得したら、「存在意義が失われる」から、な。

 

1> これまでの発言を繰り返すだけでは、信頼回復はおぼつかない。


即ち、これまでの説明は、理解できないし、理解しようともしない。ってことだな。そんなヤツバラ相手に、何をどう幾ら懇切丁寧に説明したって、無駄だろうぜ。
 
 839字と言う上掲毎日社説だが、言っていることはほぼ国葬について国民の理解を得ろ。に尽きる。しかし国民の理解を得ろ」とする論拠根拠は、上掲毎日新聞社説を読む限り、「毎日新聞社説担当記者の意見」でしかない、らしい。そりゃぁ「吉田茂国葬は、閣議決定だけで、国会審議も経ず、国民投票も実施せずに、実施された。」って史実・事実・実績があるモノだから、国葬について国民の理解を得ろ。」という主張には何ら「法的根拠」が無い。世論調査結果を盾に取る阿呆も掃いて捨てるほどあるが、毎日新聞社説担当記者は、「そこまで阿呆では無かった」らしい。

 だからって、何の根拠も示さぬまま、「国民が納得していない」などと「国民の名を勝手にかたる」のも「報道機関としては失格」だと思うが、毎日新聞なんざぁとうの昔に「自他共に認めるプロパガンダ機関」なのだろうぜ。

 であるならば、「プロパガンダ機関の主張である上掲毎日社説」は、プロパガンダ以外の何かには、なりそうに無い。実際、プロパガンダだ。
 基本的な事実と史実改めて整理すると、以下の様になる。

 (1) 吉田茂元首相の国葬は、国葬令廃止後20年を経ていたが、閣議決定で決定され、閣議決定のみで実施された。

 (2) 安倍元首相国葬は、「国の儀式の一つ」として実施すると、現・岸田首相が相当早期に表明し、閣議決定した。「国の儀式の一つ」であるから「閣議決定のみで実施できる」ことも、閣議決定のみで予算執行できる予備費から国葬費用を出すことも、早期のウチに公表された。

 (3) 従って、現・岸田首相が既に発表し、説明したロジックに基づけば、「安倍元首相国葬は、吉田元首相国葬と同じく閣議決定のみで決定できるし、国葬費用も閣議決定で執行できる予備費で賄える。」ことは、「既に説明されている」。


 法的根拠が無い/弱い(*1)」「国葬は弔意の強制だから憲法違反(*2)」「国葬の費用は国会を開いて補正予算から出すべき(=国会審議で「追及」させろ。)」「国会審議を経ずに予算執行するのは、財政民主主義に反する(*3)等、今まで弊ブログで記事にして来た数多の「安倍元首相国葬反対屁理屈(「理由」にすらなっていないから、「屁理屈」で沢山だ。)に比べれば、国葬を、国民に納得させろ=国会で説明しろ(=「国会で追及させろ」)」は、未だ「俗耳に入りやすい主張」であろう。

 恐らくは、幾つかの世論調査結果で「国葬賛否に調査結果が二分されている」とか、「国葬反対の方が多い」なんて結果もあるから、プロパガンダ機関社説担当記者にとっては「心強い」こと、なのだろうさ。

 だが、有り体に言って、国葬にも国葬への予算支出にも、「国民の納得」なぞ、必要ない。タイトルにもしたが、「野党との約束もあるから」閉会中審議で一回だけ、今までと同じ説明で構わないから「説明する」だけで良い。それで、充分だ。

 章題にもした通り、どうせ立憲民主津はじめとするバカ野党共は、何を幾らどれだけ懇切丁寧に繰り返し説明した所で、「理解も納得もしない」であろうから、「説明するだけ、無駄」だ。バカ野党は、「政府に対し、理解納得できる様な説明を求めている」のでは無く(表向きは、そう言うだろうがね。)、「政府を"追及"し、罵倒し、”正義の味方”パフォーマンスを実施できる場を求めている」だけだから、理解や納得したら、「追及」出来なくなるから、「バカ野党の存在意義が、無くなってしまう(*4)。」。故に、「理解も、納得も、する訳が無い。」

 まあ、国民の方は、「バカ野党ほどにはヒドくないだろう(*5)。」から、説明し説得する価値はあるかも知れない。今次閉会中審査が、そんな「未だ安倍元首相国葬に反対する/納得しない(一部)国民に対する、説明と説得の機会」とするのは、別に悪いことではないだろう。

 だが、事実として、今次の安倍元首相国葬に限らず、「国葬に、国民の理解は、(あるに越したことは無かろうが、)必要ない。」。前述の通り国葬は「閣議決定のみで決定される」からであり、改憲と違って「国民投票にかけてその成否を決める」モノでは無いから、だ。

 誰やらは、「国民全員が反対しても、閣議決定で決まれば、国葬は実施される。」と発言して袋だたきに遭ったそうだが、その発言は、「法的/実務的には、完全に正しい」のである。

 逆に上掲毎日社説はじめとする国民が納得していないから、国葬反対と主張するヤツバラにお尋ねしたいんだが、国葬に、国民の理解/納得が必要だ。」と考える根拠は、何かね?

 国民の理解/納得が無いのに、国葬=国の葬儀とは、ケシカラン!ってロジックもある様だが、「国民投票で国葬を決める」なんて悠長な国がこの世にあるとも思えないから、「国葬そのものに反対」なのだろう。つまりは、「国民の総意に基づかなければ、国葬まかりならん!」ってロジックの「国葬潰し」だ。
 「国葬潰し」は良いけどさ。吉田茂国葬について今まで何か言ってきた、やって来たのかね?

 諄い様だが繰り返しておこう。現行の法体系には、「国葬の賛否を国民に問う」なんてプロセスは無い。従って、「国葬には国民の理解納得が必要だ!」ってのに、法的根拠は無く、良い処、浪花節の人情論でしか無い。
 

  • <注記>
  • (*1) 法的根拠なんてのは、普通「ある」「無い」の二元論である。「強い/弱い」なんてのは「ある」ってことだ。
  •  「法的根拠が弱い」なんてあやふやな「国葬反対理由」もあるってことが、現今の「国葬反対論」が如何にイチャモンだらけかを、示していよう。 
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  • (*2) このロジックに従うなら、吉田茂国葬っていう60年前に既にあった「憲法違反」に対して殆ど誰も何も言って来なかったし、今も「言っていない」のは、何故かね? 
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  • (*3) この二つの「国葬反対論」は、「予備費というモノの本質も意義も全く理解していないバカ」で片付けられそうだ。 
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  • (*4) 馬鹿げた「政府追及」だけが「存在理由になっている」って惨状には気付いているのだろうさ。だが、それを、「惨状なんて思っていない」のだろうよ。 
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  • (*5) と、思いたいが、余りアテにはならない。
  •  その日本国民が、憲政史上最多の衆院議席数(当時)を以て民主党を衆院選に大勝させて政権与党の座に据え、あ・の・鳩山由紀夫を日本国首相にして自衛隊三軍最高指揮官としてしまったことを、私(ZERO)は決して忘れないぞ。