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余程不都合らしいや。ー【琉球新報社説】土地規制法一部執行 欠陥法は廃止しか無い
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「欠陥法は、廃止しかない」ならば、全ての法律は「廃止しかない」だろうな。
ある種の「完全主義」と呼んでも良いのかも知れないが、「全てか、無か。」って発想で、「完全完璧なモノ以外は、存在を全否定する」考え方で、左翼に良くある考え方、らしい。
よっぽどの「自信の現れ」なのだろうが、先ず確実に「傲慢さの現れ」であろうな。人間なんてのは誰であれ、「完全完璧なんて事は先ず無い」存在なのだから、「完全完璧なモノ以外は、存在を全否定する」人間なんてのは、自己矛盾に自滅し自殺して果てるか、「自分自身は、完全完璧である必要がない、例外である。」って屁理屈を持っているか、「自分自身の不完全さに気付いていない」大間抜けか、だろう。
「欠陥法は廃止しかない」と、社説タイトルで高らかに宣言する琉球新報に、是非ともお尋ねしたいな。我が国の六法でも外国の法律でも良いから、「欠陥のない法律」ってのを、是非とも教えて欲しいモンだ。
大体、神ならぬ身の人の身にして定命の者たる人間の作ったモノで、「完全完璧なモノ」なんてのは、そうそう在るモノじゃぁ無い。我が国で現役バリバリの法律たる六法だって、欠陥は「在って当然・無ければ奇蹟」と言うモノだ。
であるならば、「欠陥法は廃止しか無い」理論に従えば、全ての法律は「廃止しか無い」事となり、その結果は、正真正銘掛け値無し、文字通りの「無法地帯化」しかないだろう。
「無法地帯化」こそ正に、「琉球新報の望む世界」では、ありそうだがな。
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【琉球新報社説】土地規制法一部執行 欠陥法は廃止しか無い
土地規制法一部施行 欠陥法は廃止しかない
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1527499.html
2022年6月3日 05:00
社説
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【1】 自衛隊や米軍基地、国境離島などを対象に周辺の土地利用を政府が調査、規制する土地利用規制法が、1日に一部施行された。
【2】 基地周辺や離島での自由な経済活動を制約し、思想が侵害される懸念もある私権制限を伴う問題だらけの法律だ。狭い土地に基地が集中し、多くの国境離島を抱える沖縄はほとんどが監視下に置かれてしまう。これだけ危険な法律でありながら、罰則の対象となる行為や対象区域などが明確にされないままに、一部とはいえ法が施行された。許されない見切り発車だ。
【3】 全面施行の見送りはもとより、法自体を廃止しなければならない。
【4】 全面施行後は政府が「注視区域」や「特別注視区域」に指定すると、土地の所有者名や国籍などの情報を政府が収集し、分析できるようになる。特別注視区域では、一定面積以上の土地売買に事前の届け出が義務付けられる。
【5】 基地や国境離島の機能を阻害する行為(機能阻害行為)について中止の勧告・命令や罰則を出すことも可能となるが、法律の条文は抽象的な表現にとどまり、どのような行為が罰則の対象となるのか具体的に示されていない。
【6】 機能阻害行為について法律の条文上明確でないことが法案の国会審議で問題となり、思想、信教、集会、結社などの自由に配慮することなどを求める付帯決議が付されることとなった。
【7】 政府は9月の全面施行に向け、規制対象の区域や行為を検討する有識者の会議を設置し、閣議で基本方針を決める。だが、一部施行の段階になっても「検討中」を繰り返し、必要な情報を伏せている。国民の権利を侵害する規制の中身がどこまで明らかにされるのか全く見えない。
【8】 国会審議では、情報収集に公安調査庁や内閣情報調査室などの情報機関が協力することや、個人の思想信条を調べることも条文上は「排除されていない」という政府の認識も示された。内閣官房は、実際には土地利用と関係のない事項を調べることは想定していないとしたが、条文上の調査権限や罰則行為があいまいでは、政府が恣意(しい)的に規制を運用する恐れがある。
【9】 戦時中に日本軍が作成した秘密文書「防諜ノ地域的措置ニ関スル説明要図」という資料には、軍事的に重要な施設の周囲を距離で区分し、住民の立ち入り禁止や他地区の人への秘匿、写真撮影の禁止、外国人の旅行制限など、区域ごとの規制措置が記されている。土地利用規制法の設計は、日本軍が戦時下でとったこの措置と重なる。
【10】 沖縄戦では治安維持、軍機保護の名目で、日本軍が沖縄の住民をスパイ視した。安全保障を名目に国民監視を認める土地利用規制法は、戦時体制の再来になりかねない。私権侵害の乱用に歯止めをかけるすべがない欠陥法を全面施行させてはならない。
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「スパイさせろ!」と、堂々と。なるほど、琉球新報らしいや。
そりゃ、「国民の知る権利のために、米軍基地内をドローン撮影させろ。」ってスパイ丸出しの社説を掲げた琉球新報だ。余りにも「スパイ丸出し」なモノだから、チャールズ・ブロンソン主演の映画「テレフォン」の冒頭(*1)を引用して、弊ブログ記事にもした。
で、上掲の琉球新報「土地規制法反対社説」は、「米軍基地内をドロー撮影させろ社説」と「同じ穴の狢」とも言うべき、「スパイさせろ!」と堂々と主張する社説だ。
1> 戦時中に日本軍が作成した秘密文書「防諜ノ地域的措置ニ関スル説明要図」という資料には、
2> 軍事的に重要な施設の周囲を距離で区分し、住民の立ち入り禁止や他地区の人への秘匿、写真撮影の禁止、外国人の旅行制限など、
3> 区域毎の規制措置が記されている。
4> 土地利用規制法の設計は、日本軍が戦時下でとったこの措置と重なる。
・・・そりゃ「戦時中の日本軍には、真面な防諜意識があったし、実践もしていた。」って事であり、我が国も21世紀になって漸く「土地利用規制法」で「真面な防諜意識」の幾許かを取り戻した、と言うこと。「スパイさせろ!」と堂々と主張する琉球新報には不都合ではあろうが、先ず、常識的な線であろうよ。
ああ、「戦時下の日本軍が取った措置」だから「絶対悪」って短絡思考も、良い加減何とかした方が良いぞ。「戦時下の日本軍が取った措置」と雖も「悪と断定するには、相応の論証と説得力が必要。」と言うことに・・・・気付く訳もないか。
「左翼は、痴呆。」ってのは、他でも書いた「仮設」だが、こう言う馬鹿げた社説を読むと、益々その感が強まるな。
- <注記>
- (*1) 「優れたスパイとは?」と問われたブロンソンは、「スパイと、悟られないスパイ。」と答える。「その通り。だが、もっと優れたスパイは、”スパイと自覚していないスパイ”だ。」と言う謎めいた会話と、その衝撃的実証から始まる映画。悪役・ドナルド・プレザンスとの頭脳戦や、アメリカ各地に潜伏していた「スパイと自覚していないスパイ」との絡みも楽しい。ラストも、小粋でねぇ。「ブロンソンの男臭さ炸裂!」って所。