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全ての日本国憲法「擁護」論者に、その国家安全保障観を問う。
世の憲法学者とやらの肩書きを持つお歴々をはじめとして、「日本国憲法を変えるな!」と主張する日本国憲法「擁護」論者は、「枚挙に暇が無い」どころか「掃いて捨てる程在る」でも未だ不足なぐらい数多ある/居る。その相当部分は70年以上前の自衛隊発足以降も変わること無く「日本国憲法を変えるな!」と主張し続けている。
ま、「自衛隊は憲法違反だから、無くせ!」と主張する者は、以前より減ったようではあるが、「日本国憲法には自衛隊の”じの字”すら記載がない」のは紛れもない事実であり、仮に「自衛隊は合憲である」としたとしても、「日本国憲法上、自衛隊は”存在しない”事になっている」のには、殆ど議論の余地は無さそうである。
であるならば、「殆ど生まれながらの右翼」であり、「自衛隊が憲法違反であるならば、変えるべきは憲法の方だ。」と高校時代から主張している私(ZERO)としては、「日本国憲法を変えるな!」と主張される「日本国憲法“擁護”論者」のお歴々に、是非ともその国家安全保障観に関し、お尋ねしたい義が在る。
即ち、【Q】「自衛隊なしで、と言うことは自動的に日米安保条約もなしで、如何にして我が国の自主独立、主権、領土領海領空を守り、我が国民の生命財産を、守る心算なのか?」と。
「日本国憲法は、日本国の自主独立、主権、領土領海領空を守り、我が国民の生命財産を、守るモノでは無い!」とすれば、斯様な設問は愚問ではあろう。だがそれならば、「日本国憲法は、日本国の自主独立、主権、領土領海領空、我が国民の生命財産を、守らない。」と明白に断言宣言した上で、左様な「自殺憲法」「自滅憲法」が「そのママで良い」と主張すべきであり、その理由も開示すべきであろう。【Case1】
或いは、「日本国憲法は、日本国の自主独立、主権、領土領海領空、我が国民の生命財産を、守らない。だが、日本国憲法はそれで良い。それが良い。」と主張すべきだろう。【Case2】
或いは、社民党党首だった頃に福島瑞穂が断定断言した通り、「憲法9条が最大の抑止力」即ち、「憲法9条さえあれば、日本国の自主独立、主権、領土領海領空、我が国民の生命財産を、守れる。」と、明言し主張すべきだろう。【Case3】
私(Zero)が上記【Q】の様な設問をし、問いを発するのは、日本国憲法発布以来・・・・と言うとチョイと言い過ぎかも知れないが、少なくとも自衛隊発足以降、「日本国憲法には自衛隊の”じ”の字すら記載がない」にも関わらず(而して、実際に我が国に自衛隊が存在する、にも関わらず)、「憲法を変えるな」と主張するヤツバラが「自衛隊なしで、と言うことは自動的に日米安保条約もなしで、我が国の自主独立、主権、領土領海領空を守り、我が国民の生命財産を、守る方法・手段」を論じ説明した例を殆ど知らず、唯一の例外が上記福島瑞穂社民党党首(当時)の「憲法9条が最大の抑止力」理論だけ、だから、だ。
自衛隊発足以来既に70年以上の月日が経ち、この間日本には「憲法学会」というモノが曲がりなりにも存在し、存続して来たんだ。「日本国憲法の条文文言通りに、「自衛隊なしで、と言うことは自動的に日弁安保条約もなしで、我が国の自主独立、主権、領土領海領空を守り、我が国民の生命財産を、守る方法・手段」の一つや二つ、提案され論じられても良さそうなのだが、「憲法9条が最大の抑止力」理論以外は、寡聞にして聞いたことが無い。
ひょっとしたら、憲法学に疎い理系人間である私(ZERO)が、「知らないだけ」かも知れないが。
如何に.日本国憲法「擁護」論者諸君。