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「政権取った結果」が、民主党政権時代だろうが。ー【朝日社説】立憲党大会 政権の選択肢へ正念場
そりゃ、「悪夢の民主党政権」誕生にも大いに資したであろう朝日新聞だ。「夢よもう一度」とは考えもしようし、夢にも見ようさ。
だが、さ・せ・る・か・よ。
【朝日社説】立憲党大会 政権の選択肢へ正念場
立憲党大会 政権の選択肢へ正念場
https://www.asahi.com/articles/DA3S14785290.html?iref=pc_rensai_long_16_article
2021年2月2日 5時00分
衆参両院で150人規模の合流新党となって初めてとなる、立憲民主党の定期党大会が開かれた。秋までに必ず行われる衆院選に向け、自公政権に代わる選択肢となれるか、まさに正念場の年である。
新型コロナの感染拡大で、11都府県に緊急事態宣言が出されるなか、大会はオンラインという異例の形となった。
枝野幸男代表は演説の大半をコロナ禍にさき、現在の危機的状況を「政府の失策」「人災そのもの」と批判した。目先の効率性を重視し、自助・自己責任を強調してきた政治のゆがみの表れだとして、国民の命と暮らしを守るには、立憲民主党が掲げる「支え合いの政治」への転換こそが必要だと訴えた。
確かに、政府のコロナ対応は多くの国民の信を失っており、菅内閣の支持率は下落が続いている。にもかかわらず、立憲民主党の支持率は、朝日新聞の1月の世論調査でも7%にとどまる。34%の自民党に大きく水をあけられており、政権批判の受け皿にはなり得ていない。
その原因をつぶさに分析し、政策、活動の両面で取り組みを強化するほかあるまい。
党綱領には、ジェンダー平等の確立や原発ゼロ社会の実現など、自公政権との対立軸になる基本方針が示されている。これをどう肉付けし、現実味のある政策として国民の支持や共感を得られるかがカギとなろう。
枝野氏が演説で何度も繰り返した「ゼロコロナ」というビジョンもそうだ。感染拡大防止と経済の両立にこだわって後手に回る菅政権に対し、まずは感染を徹底的に抑え込み、経済活動の再開はその後にするというものだ。科学的知見に裏打ちされた、説得力のある具体策を示せれば、政府に転換を迫る強い力となるだろう。
活動面では、地域における一層の足腰強化が欠かせない。国民の多様な声を見逃さず、政治の場にすくい上げる。綱領にある「草の根の声に基づく民主政治」の実践が問われる。ジェンダー平等の理念を踏まえ、党幹部や立候補予定者に、もっと大胆に女性を起用してはどうか。
衆院選に向けては、大会で「最大の課題」に挙げた、野党間の候補者調整を急がねばなるまい。16年夏の参院選以来続く共闘の枠組みを維持するため、汗をかく必要がある。
新型コロナ対策関連法案は、なお多くの疑問や課題が残るものの、与党と立憲民主党との間で修正合意が成立した。政治に緊張感をもたらし、政権の行き過ぎをただすうえで、どこまで役割を果たせたか。国民に選ばれる政党になれるかは、その実績にもかかっている。
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まだ政権担った事も無い新党への激励ならば、これでも良かろうさ。
憲政史上最多の衆院議席数を獲得し、それ以前から参院の最大党で在り続けていた民主党(*1)が、民主党政権を発足させた結果が、鳩山由紀夫、菅直人、野田ナントカ(*2)の「戦後最悪首相候補(*3)」である民主党首相三代・民主党三代政権であろうが。
そりゃぁ、朝日にとっては「民主党政権時代」と言うのは「夢の様な時代」だったろうさ。だから上掲社説の様な「願望と希望に溢れた社説」も出て来るのだろうが・・・「朝日にとって夢の様な時代」であったからこそ、我が国・我が国民には「悪夢の様な時代」だったのである。
で、その「悪夢の様な民主党」の「片割れ」だか「なれの果て」だかが、今の立憲民主党だ。「立憲民主党は、民主党では無い、新党だ。」と主張する人も(当の立憲民主党はじめとして)相応にある様だが、「現・立憲民主党議員で、旧・民主党では無い議員って、誰か居たっけ?」状態であろう。探せば一人や二人は「居る」のかも知れないが、仮に居たところで「その人誰?」状態であろう事に、疑いの余地は無い。
立憲民主党と民主党の違いは、立憲民主党が(万年永久無責任)野党となって「政府批判」以外は殆どナニもしなくなった(平たく言って、モリカケ桜しかやっていない)事、ぐらいでは無いかな。まあ、「政権与党としてろくでもない政策を進められる」よりは、遙かにマシな状態ではあるが。
しっかしまあ、その朝日が立憲民主党に期待をかける政策が、「ジェンダー平等の確立」や「原発ゼロ」ってんだから、私(ZERO)のような「殆ど生まれながらの右翼」と朝日&立憲民主党の間の乖離・ギャップには、海よりも深く山よりも高いモノがあるな。その方が、かえって安心だが。
弊ブログの然るべき記事を読めば明らかな通り、私(ZERO)は「福島原発事故を経て、なお原発推進論者」であるし、「ジェンダーが平等な、訳が無い/平等にするなんてトンデモナイ」と考えて居るから、な。
つまりは、朝日が上掲社説の通り期待する「立憲民主党政権」は、私(ZERO)にとってはかつての民主党政権と同様に「悪夢である」ということであり、私(ZERO)はこの実現に全面的に反対する、という事だ。
- <注記>
- (*1) ってのも、ある種「民意の表れ」なのではあるが。恐るべき事に。
- (*2) 名前忘れた。調べようという気さえ起きない。まあ、「名前を忘れた」のは、「他の二人の民主党首相よりはマシだったから」ではあるのだが。他の二人の名前は、忘れようにも、忘れがたい。
- 「鳩山由紀夫」なんざぁ、「そのフルネームで、人類の叡智が及ぶ限り最大限の悪罵」と、弊ブログでは認定している。
- (*3) 私(ZERO)の見るところ、「戦後首相ワースト3」は、鳩山由紀夫、菅直人、村山富市の三人で決まりだ。
- 「誰が戦後最悪首相か」には議論の余地はあるが、「戦後ワースト3首相」には、この三人しか、「あり得ない」と思っている。