• チョウセンジンはキチガイだ。【最早断言・確信】-【朝鮮日報】「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ被害者を殺人罪で告発します」

 斯様なタイトルは「ヘイトスピーチ」とか「差別」とかにされる可能性は多分にあるが、まあ、下掲朝鮮日報記事を先ず読んで頂こうか。
 正直私(ZERO)なんぞには、「一読ぐらいでは、何を言っているのか判らない記事」だったのだが、読者諸兄は如何だろうか。
 

【朝鮮日報】「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ被害者を殺人罪で告発します」

「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ被害者を殺人罪で告発します」

文大統領支持勢力、告発団を募集

 

【1】 文在寅(ムン・ジェイン)大統領支持の市民団体「積弊清算国民参与連帯」(積弊清算連帯)は23日、故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長をセクハラの疑いで告訴した被害者を虚偽告訴と未必の故意による殺人の疑いで告発する方針を明らかにした。同団体のシン・スンモク代表はフェイスブックを通じ、告発に向けた国民告発人団を募集すると表明した。

 

【2】 シン代表は国民告発人団の募集告示で、「セクハラは実態もなかった。女性秘書と(被害者側の)金在蓮(キム・ジェリョン)弁護士による『MeTooを仮装した政治工作』によって、無念の死を遂げられた朴元淳市長の名誉回復のため、必ず真実を明らかにし、彼らを拘束、捜査の上、重い実刑の宣告を受けさせる」と述べた。その上で、「彼らの主張は虚偽告訴であり、政治工作であることを明らかにできる証拠は、女性秘書が朴市長にセクハラを及ぶような動画、朴市長を激賞しつつ『愛している』と個人的に作成した手紙3通、秘書室の引き継ぎ文書などにあふれている」と主張した。これに先立ち、同団体は朴前市長のセクハラ行為を認定した裁判所を職権乱用による権利行使妨害、死者名誉毀損などの疑いで警察に告発していた。

 

【3】 ソウル中央地裁は今月14日、準強制性交致傷の罪で起訴された元ソウル市長秘書室職員A被告の公判で、「被害者が朴前市長のセクハラでかなりの精神的苦痛を受けたのは紛れもない事実だ」と指摘した。また、被害者が昨年5月から精神科を受診し、「朴前市長の下で働いて1年半がたって以降、朴前市長がみだらな電子メールや下着姿の写真を送ってきて、『匂いをかぎたい』『写真が欲しい』などと言われた」と訴えていたことを明らかにした。朴前市長が被害者に「いい体をしている」「男を知らなければ嫁に行けない」などと述べたとする精神科での相談内容にも言及した。

 

キム・ユンジュ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

 

有り体に言って訳がわからん。何がどうなって「未必の故意による殺人」って事になるんだ?

 率直に言おう。「日本語、下手くそ過ぎ!」、もとい。「文章、下手くそ過ぎ!!!」。

 これは「翻訳が悪い=原文のハングルは真面だったが、日本語訳が下手」などと言うレベルではあり得ない。文書として、ロジックとして、ちょっとやそっとじゃぁ筋が通らず、「文脈を追う」事は一読ぐらいでは不可能(少なくとも、私(ZERO)には。)。メモの走り書きだってもう一寸筋道立ちそうなシロモノだが、これが朝鮮日報という韓国有数の新聞の署名記事なのだから、もう、恐れ入るしかないな。

 大体、全体が僅か3つのパラグラフだが、パラグラフ【1】と【2】はほぼ、見出しになっている故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ被害者を殺人罪で告発した」シン・スンモク代表とやらの主張の丸写し。その主張が支離滅裂だから、丸写しも支離滅裂になるのは当たり前だが、「支離滅裂な主張をしている」と報じるならば、左様に報じれば良さそうなのに「丸写ししただけ」だから、斯様な事になる。

 で、その丸写しされたシン・スンモク代表の主張が、見出しにもなっている、「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ被害者を殺人罪で告発します」なのは良いが、章題にした通り、「如何なる根拠・ロジックで“未必の故意による殺人(*1)”となるか」には、殆ど全く言及しておらず、「セクハラ被害というのは虚偽だ!」としか主張していない。
 さらには、「セクハラ被害というのは虚偽だ!」の証拠として、動画と手紙と引き継ぎ文書が列挙されている、事は判ったんだが・・・・それら「証拠」と「セクハラ被害というのは虚偽だ!」との相関関係からして、上掲記事からはサッパリ判らない。


 「動画」はどうも「セクハラを受けていたのは、逆に故・朴元淳前ソウル市長の方だった!」と主張している、らしい(ウーン、全く確信が持てない。)のだが、「逆セクハラの立証が、セクハラがなかった証拠になる!」なんてロジックで納得するのは、キチガイと大間抜けぐらいだろう。


 「手紙」は「セクハラを訴えた女性が、故・朴元淳前ソウル市長への尊敬と“愛”を明白にしている」らしいんだが・・・そんな手紙が3通あろうが100通あろうが、尊敬し愛している相手でも、行為によってはセクハラになり得るだろう。(そりゃま、「尊敬し愛している相手」ならば「多少の事はセクハラとならない」かも知れないが、それとて限度があろう。)


 況んや、「秘書室の引き継ぎ文書」の何がどうして「セクハラ被害が虚偽である証拠」になり得るのか、サッパリ判らない。「セクハラ被害があったなら、引き継ぎ文書にその記載があるはずだ!」って理屈、だろうか?

 大いに邪推を巡らすならば、これら「普通に考えれば通用しそうにない証拠」を以て「セクハラ被害は虚偽である」と確信しているシン・スンモク代表は、故・朴元淳前ソウル市長の自殺の原因が「(実は虚偽である)セクハラ被害を訴えた」ことにある、と断定して、「(実は虚偽である)セクハラ被害を訴えた女性秘書を、殺人罪で告訴する」と決意するに至った・・・らしい。

 「邪推を巡らす」のに、これほど想像力を必要とするなんて、実に稀有で貴重な体験ではあるが・・・それだけ、シン・スンモク代表の主張が「ぶっ飛んでいる」事を示している。「想像を絶する」の一歩手前である程に。

 で、上掲記事の残りパラグラフ【3】は、「打って変わって」と言うほどでは無いが大いに場面変わって「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ行動の傍証」らしい。これがまた、「元ソウル市長秘書室職員の準強制性交致傷罪公判(*2)の話で、その公判の中で(何故か)「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ行動」が言及されており・・・「言及されている」だけ。評価も評論も何にも無し。この二つの事象を述べただけと言う・・・凄まじい記事があったモノだな。繰り返すが、韓国有数の新聞朝鮮日報の、署名記事で、だ。

 上掲朝鮮日報記事を要約すると、以下の様になるだろう。

 『自殺した故・朴元淳前ソウル市長によるセクハラ被害を訴えていた女性秘書を、市民団体「積弊精算国民参与連帯」のシン・スンモク代表が「殺人罪で訴える」と主張している。「セクハラ被害は虚偽であり、政治運動だ。」との主張だ(が、「何故、殺人罪となるか?』は不明だ)。
 故・朴元淳前ソウル市長によるセクハラ行動は、別件である元ソウル市長秘書室職員の準強制性交致傷罪公判でも、言及されている(*3)。』


・・・いや、此処まで『読み解く』のに、どれほど苦労した事か。

 上掲朝鮮日報見出しは、インパクト大で、その意味で成功だとは思うが、記事の方は凄まじいモノであり、これで『署名記事』ってのは、タイトルにした通り、「正気を疑えるレベル」だと思うぞ。
 

  • <注記>
  • (*1) その場合、「殺意」はどうなるんだ?「未必の故意による」だから、「殺意はなかった」ってことなのか?それとも韓国の法律では「殺意のない殺人罪」ってのが、成立するのか? 
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  • (*2) えぇっと、此処で言う「元ソウル市長」ってのが、故・朴元淳前ソウル市長のこと、なのかな?もしそうならば、「セクハラで訴えられそうになって自殺した故・朴元淳前ソウル市長の秘書室職員が、準強制性交致傷罪で公判中」ってこと、だよなぁ。
  •  「世紀末」とか「世も末」とか言う言葉は、韓国のためにあるらしいや。 
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  • (*3)  この言及も、一体どんな言及なんだろう。「市長が堂々とセクハラするぐらいだから、俺も準強制性交しんだ!」とか、主張したんだろうか。