「傘を持つから、雨が降るんだ!」理論ー【琉球新報社説】陸自大規模医療訓練 「住民を守る」は幻想だ

 丸腰の者は撃たれない。と主張するJosナントカってぇキチガイは、現在に至るまでタダ一人、弊ブログに「無警告でコメント即刻削除の可能性あり」の刑を宣され、処された人。この人以外のコメントは、弊ブログでは喩え記事とは無関係でも「コイツキチガイだな」と思うようなコメントでも消すようなことはせず、残している。まあ、そのコメント自体が(訪問者数共々)少ないってのには、問題を感じなくも無いが。

 だが、「丸腰の者は撃たれない。」と同様に、タイトルにした傘を持つから、雨が降るんだ!ってのと大差ないキチガイ染みた主張は、結構罷り通っていて、軍隊があるから戦争になるんだ!」とか武器・兵器を持つから、戦争したくなるんだ!」とか、大の大人のくせに素面で主張する輩が、特に昔は結構居た。小学生の頃に「戦争キチガイ」の仇名を奉られ、戦史・軍事・兵器に相応の興味を抱き知識を吸収していた(*1)私(ZERO)は、そんな「大の大人」を内心呆れながら見ていたモノだが、左様な「大の大人」は、今でも然るべき処には生息しており、琉球新報なんてのはその生息域、らしい。
 

  • <注記>
  • (*1) 私(ZERO)に言わせれば、男の子は本能的無意識的にに「強いモノ」に憧れるモノであるから、潜在的に「軍事オタク」や「兵器マニア」なのである。男の子が兵器・軍事に興味を持つのは、あって当然。無いのはかなり不自然だ。
  •  ジェンダーナントカを信奉するような輩は、理解しようともしない、だろうが、な。
  •  序でだ。戦史・軍事・兵器の知識を「右翼」と結びつけるのも、根源的な誤りだぞ。赤軍だって軍事研究・兵器開発・戦史研究には余念が無い。
  •  学問ってのは、根源的には思想の左右とは無関係だ。而して、軍事学も兵学も弾道力学も、学問だぞ。 

 

【琉球新報社説】陸自大規模医療訓練 「住民を守る」は幻想だ

陸自大規模医療訓練 「住民を守る」は幻想だ

2020年11月11日 06:01

社説

 

 陸上自衛隊西部方面隊が南西諸島防衛を目的に過去最大規模の医療訓練を実施した。大分県の日出生台演習場を、住民を避難させた後の「島」と見立て、上陸してきた相手に対し自衛隊が防御する想定だ。徳之島では「野戦病院」とした場所に戦闘地からヘリで負傷隊員を受け入れる訓練をした。

 

 陸自は、島嶼地域は医療体制が弱く「負傷隊員を島外に搬送するのにも時間がかかる」と指摘した。ならば住民は具体的にどう避難させるのか。住民の安全への視点や議論を欠いたまま実戦さながらの訓練だけが先行している。

 

 「住民保護の一義的な責任は自治体にあり、自衛隊ではない」と打ち明ける自衛官がいるように、自衛隊の作戦はそもそも、住民保護の優先度は低い。領土・領海を守るのが主目的だ。軍隊と行動を共にした住民に、より多大な犠牲が出た沖縄戦の経験からも明らかなように、いざ有事の際に自衛隊が「住民を守る」というのは幻想だ。

 

 医療訓練の背景には南西諸島軍備強化がある。防衛省は「島嶼防衛」を掲げ、これまでも離島奪還訓練を繰り返してきた。島での戦闘は守るより攻める方が有利なので、侵攻されたら敵に島をいったん占領させ、その後に陸自が逆上陸して島を奪い返す作戦だ。

 

 そこには住民の避難や保護は視野に入っていない。いざとなれば沖縄本島と先島諸島の間の海上を封鎖できるという能力を中国に示す狙いがあるという。

 

 数万人規模の住民を避難させるには近くの島に海上移送するか、島内のどこかに収容するしかない。しかし海上が封鎖されれば、住民は島内に残るしかない。いったん占領された島を奪い返すための戦闘に住民が巻き込まれるのは火を見るより明らかだ。

 今回の医療訓練は住民が避難した後を想定したものだが、避難計画は示していない。負傷隊員の救護でさえ、島内ではままならず、移送に時間がかかる想定なのだから、多数の住民が負傷した場合、医療措置は困難であることを訓練自ら物語っている。

 

 宮古島や石垣島に配備される陸上自衛隊の地対艦ミサイルは、発射後に切り離される「ブースター」と呼ばれる推進補助装置がどこに落ちるか予測不能だ。専門家は「ミサイル部隊は移動しながら戦うので島中が戦場になる」と指摘している。にもかかわらず住民に説明はない。

 

 そもそも軍事施設を造れば有事の際は標的となり、住民の危険性は高まる。住民保護を抜きにした戦闘訓練を実施する前に、やるべきことは多いはずだ。偶発的衝突を避けるため、緊急時に日中の防衛当局幹部をつなぐホットラインを開設することはその一つである。その上で、尖閣問題など紛争の火種をなくすよう外交努力を尽くし、軍事施設が要らない環境をつくることが最も重要だ。

 

地対艦ミサイルのブースタが何処に落ちるかならば、教えてやれるぞ。

1> 陸上自衛隊の地対艦ミサイルは、発射後に切り離される「ブースター」と呼ばれる推進補助装置がどこに落ちるか予測不能だ。

 地対艦ミサイルのブースタ落下点ならば「発射点から発射方向」と簡単に予測できる。距離的には先ず2kmを超えることはあるまい。「目と鼻の先」と言える。

 多分、イージスアショアが「対弾道ミサイルのブースタ落下点が、演習場外になる可能性」を理由に配備中止されたことにヒントを得たのだろうが、イージスアショアはMk41VLS垂直発射システムから発射されるから「落下点が発射方向とは限らない」。地対艦ミサイルは発射角35度か70度の斜めランチャから発射されるから、落下点は発射方向に限られる。
 

 オマケに、ブースター分離後の到達速度が、超音速の対弾道ミサイルとは異なり現有の対艦ミサイルは亜音速である。尚且つ、ブースタ分離後の「ペイロード」部分の重さが対弾道ミサイルの方が重い。


 この「ブースタ分離後速度の遅さと、軽さ」は「ブースタが小さくて済み、落下点は発射点に近い」事を意味する。方向としては発射方向から風に流される分を考慮しても「発射方向へ左右45度方向。距離2km以下」の扇形を「ブースタ落下危険エリア」に設定すれば釣りが来るだろう。

 斯様なことは、ある程度の物理的常識と、僅かばかりの軍事知識があれば、容易に判ることだ。知識が無いから、或いは「知っていても不都合なので知らないフリをする」から、上掲琉球新報社説上記1>のような「凄まじくトンチンカンな主張」が出来上がる。尚且つ、読者の方も知識に欠ければ、そんな「凄まじくトンチンカンな主張」をも真に受けてしまう可能性がある。

 ま、左様な知識は、琉球新報記者には不用であり「忌避すべき」事なのだろう。だから「どこに落ちるか予測不能だ。」などと断言出来てしまう。

 挙げ句の果てが、

2>  尖閣問題など紛争の火種をなくすよう外交努力を尽くし、
3> 軍事施設が要らない環境をつくることが最も重要だ。


・・・多少婉曲表現にはなっているが、軍隊を持つから戦争になる」という主張であり、「丸腰の者は撃たれない」ってキチガイと、大差は無い。

 軍事忌避も軍人差別も「傘を持つから雨が降る」ってキチガイ染みた主張も、琉球新報の勝手ではあるが、そんな精々が「独りよがりの思い込み」で、我が国の安全安泰を掣肘されては、たまったものではないな。