朝日並みの姑息さ。ー【毎日社説】辺野古の設計変更申請 無理な計画をなぜ進める
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一言で言うならば、「辺野古移設反対派主張する程無理な計画では無いから、粛々と進める。」ということだよ。
【毎日社説】辺野古の設計変更申請 無理な計画をなぜ進める
辺野古の設計変更申請 無理な計画をなぜ進める毎日新聞2020年4月22日 東京朝刊
米軍普天間飛行場の辺野古移設計画について、政府が沖縄県に設計変更を申請した。埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤の改良工事のためだ。
軟弱地盤に7万本超の砂のくいを打ち込んで地盤を固める。費用は当初予定の2・7倍の約9300億円に膨らむ。移設時期も当初の「2022年度以降」から30年代以降に大幅にずれ込む。
工事は技術的にも政治的にも実現が遠のいている。巨額の費用を投じ、県民の理解を得ないまま強行する合理性があるのだろうか。
軟弱地盤の最深部は、海面から90メートルに及ぶ。しかし、現在の技術では作業船から70メートルまでしか、くいを打ち込めない。
政府は、70メートルより下は「非常に固い粘土層」なのでそこまで改良すればよいと説明する。一方で、軟らかい粘土層である可能性を示すデータが、外部の専門家の分析で出ていた。
工事の根本にもかかわらず、防衛省は取り合わず、再調査を拒んだ。技術的な検討をする有識者会議も「再検討を要しない」と防衛省の見解を追認した。
玉城デニー知事は、申請を承認しない考えだ。国と県は再び法廷闘争に入るとみられ、工事はさらに遅れる可能性がある。普天間周辺の住民はこの間も、激しい騒音や事件・事故などの危険にさらされ続ける。
日米両政府が普天間の「5~7年以内の返還」で合意したのは24年前だ。県民は「辺野古ノー」の意思を繰り返し示してきた。昨年2月の県民投票では、埋め立てに「反対」が72%に上った。
こうした民意は置き去りにされた。政府は軟弱地盤の存在を早くから把握していたが、昨年はじめまで明らかにしなかった。駆け込みで工事を始め、既成事実の積み上げを図った。不誠実な姿勢が国と県の亀裂を深めている。
沖縄県の有識者会議は先月、実現困難な辺野古移設に固執するのではなく、日米両政府と県で協議会を作って普天間の機能を県外や国外に移転できるかを検討すべきだと提言した。
今の計画を「唯一の解決策」と繰り返すだけでなく、普天間の危険性を速やかに取り除くという原点に立ち戻り、考え直すべきだ。
Negative! 普天間基地移設問題の本質は、米海兵隊をどこに配置するかという、安全保障上の問題だ。
「普天間基地の危険性除去」も「沖縄県民の民意」も、二義的以下な話であり、「(沖縄県民の)民意置き去り」であっても、大した問題では無い。
「政府は軟弱地盤の存在を早くから把握していた」と言うのは、曲解ないし虚偽だ。それは国会で河野防衛相が丁寧に説明していたことは、先行記事にした通り( 好都合な「虚構」に耽ってるんじゃぁない https://ameblo.jp/zero21tiger/entry-12587376199.html)。辺野古沖地盤を軟弱だとするのは、今の所曲解したデータに基づく虚報しか無いし、実際に工事を進めれば、地盤が軟弱か否かは実証されるだろう。
1> 先月、実現困難な辺野古移設に固執するのではなく、日米両政府と県で協議会を作って普天間の機能を県外や国外に移転できるかを検討するべきだと提言した。
とされる「沖縄県の有識者会議」は、「万国津梁会議」と称する現沖縄県知事肝いりの「会議」であり、その「提言書」は「中国人民解放軍の威力の前に、米軍は尻尾巻いて退散しろ。」と主張する、中国共産党ベッタリの敗北主義丸出しの実に非道いモノであることも、先行記事(朝日の「有識者」にご用心ー【朝日社説】無理に無理を重ねる愚 プラス1 https://ameblo.jp/zero21tiger/entry-12587376199.html)にしたところ。それを「沖縄県の有識者会議」等と尤もらしく、「如何にも権威ありげに」表記するところに、上掲毎日社説の世論ミスリードを狙う悪意を感じるな。平たく言えば、プロパガンダだの疑いだ。
少なくとも、当該「沖縄県の有識者会議」が出した「提言書」が「中国共産党ベッタリの敗北主義丸出し」であることが、「調べれば解る」程度の「手がかり」は、あって然るべきだろうに。
2> 普天間の危険性を速やかに取り除くという原点に立ち戻り、考え直すべきだ。
2> 普天間の危険性を速やかに取り除くという原点に立ち戻り、考え直すべきだ。
・・・それって、鳩山由紀夫が「最低でも県外」と唱え、実践して見せて、大転けに転けて、「普天間基地移設先代替案」所か「普天間基地移設先民主党案」さえ出せなかったのだぞ。
大体、上記2>の上掲毎日社説結論は、二重の意味で間違っている。
大体、上記2>の上掲毎日社説結論は、二重の意味で間違っている。
先ず第一に「普天間基地の危険性除去」は、普天間基地移設問題の「原点」ではあり得ない。「原点」は、「如何に日本の安全を保証し、安泰を期するか」であり、その為に米海兵隊をどこに配置するか、だ。この原点の前では、「普天間基地の危険性除去」なぞ、「できれば良いな」程度の些事でしか無い。
第二に「考え直す」様な条件は、出ていない。辺野古地盤軟弱説は曲解に基づく虚報であるし、地盤の硬軟は今後工事が進捗すれば、否でも応でも実証される。
「沖縄の民意」は日本政府には間接的影響力しか及ぼさないし、米政府米軍には全く関係ない。この状態は、普天間基地移設問題が問題化して以来、特に変化は無いのであるから、改めて「考え直す」理由は、無い。
日本政府としては「考え直す」事無く、粛々と現計画を進めれば、良いのである。QED。