つまり、仏空母シャルル・ド・ゴールは非稼働状態、と言うことだ。ー【時事】仏空母、1000人超陽性ー新型コロナ、経路不明
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フランス海軍唯一の空母にして、世界最小の原子力空母シャルル・ド・ゴール。フランスは世界五大核保有国の一国ではあるが、地理的にも歴史的にも陸軍国であり、それ故フランス海軍が誇る「唯一の空母(*1)シャルル・ド・ゴール」は、あれこれと無理を重ねて入るフネだが、その無理がたたって未だ後継艦の目処が無く、目処が無いまま「フランスの栄光」を担い続けている。
その「フランスの栄光」担う仏空母が、武漢肺炎でエラいことになっている、らしい。
- <注記>
- (*1) って事は、継続的に第一線に投入する事が出来ず、恒常的戦力として余りアテにならない、って事なのだが。
- 第一線に貼り付けられるのは、保有戦力のおよそ3分の1。第一線に空母1隻を貼り付けるためには、空母3隻が欲しい所。最低でも2隻は必要だ。
【時事】仏空母、1000人超陽性ー新型コロナ、経路不明
仏空母、1000人超陽性 新型コロナ、経路不明2020年04月18日06時02分
フランス軍の空母「シャルル・ドゴール」=12日撮影(AFP時事)
【パリ時事】フランスのパルリ国防相は17日、仏軍空母「シャルル・ドゴール」や護衛艦などの乗組員約2300人のうち、半数近くの1081人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たと明らかにした。国防省は10日、同空母の乗組員50人が新型ウイルスに感染したと発表していた。
パルリ氏によると、これまでに2010人に対し検査が行われた。545人に新型ウイルス感染の症状が表れ、24人が入院。うち1人は集中治療を受けているという。
フランスの栄光、危うし
世界の艦船によると、仏空母シャルル・ド・ゴールは「乗員1320名、航空要員542名 司令部要員60名」だそうで、合計1922名が定員らしい。上掲記事にある「乗組員約2300人」の大半を占めるのが、ド・ゴールの乗員ってことになる。
で、この2300人のうち1081人に武漢肺炎ウイルス陽性反応が出たってのが上掲記事であり、単純に考えて「感染率47%」。陸上部隊なら、兵員が半減したら「全滅」と判定され、部隊ごと後方に下げて再編成しないことには攻撃所個か防御にも使えない「大損害」だ。
無論、ウイルス検査結果が陽性となった乗組員全員が職務履行不可能な重症患者では無かろう。艦内で動線を分離するとか(かなり難しそうだが・・・)、或いはいっその事「検査結果陽性判定者だけで、ド・ゴールを動かす」ことにすれば、仏空母シャルル・ド・ゴールの非稼働化=戦線脱落は免れる、かも知れない。
いずれにせよ、左様な大胆且つ今後流動的で不安定な「大々的配置転換」でもしない限り、フランス唯一の空母シャルル・ド・ゴールは「真面に動かせない」状態にある、と、上掲記事は伝えている。
いずれにせよ、左様な大胆且つ今後流動的で不安定な「大々的配置転換」でもしない限り、フランス唯一の空母シャルル・ド・ゴールは「真面に動かせない」状態にある、と、上掲記事は伝えている。
即ち、武漢肺炎の蔓延は、国防上、安全保障上の問題とも、なりつつあるのである。