新型肺炎(武漢肺炎)も、「アベが悪い」かな?ー【週刊朝日】政治利用される新型ウイルス 得するのは誰か
応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/ranking.html
そりゃ「週刊朝日」と来たら、「朝日」な上に「週刊誌」なのだから、「目も当てられない」のはデフォルト状態。「週刊朝日の記事が、目も当てられない程ヒドい」のは、言ってみれば「犬が一を噛んだ」程のビュースバリューも無かろう。
だが、下掲する週刊朝日記事(但し、オンライン限定記事って事なので、タダ読み専用記事であることは、明記しておくべきだろうな。)には、チョイと「興味深い」点があるね。
【週刊朝日】政治利用される新型ウイルス 得するのは誰か
政治利用される新型ウイルス 得するのはだれか2020/02/03 10:21c AERA dot. 提供 中国などからの到着客をチェックする担当者=2月1日、成田空港 (c)朝日新聞社
新型コロナウイルスの感染拡大が政治問題になっている。初動が遅れたのではないかという見方があり、政府は流行地に滞在歴のある外国人らの入国拒否を1月31日になって表明。指定感染症に関する政令も2月1日から施行した。「桜を見る会」の問題を野党から追及され、国会で苦しい答弁を繰り返していた安倍首相は、国民に指導力をアピールしようと必死だ。与党議員や政権支持者からは、「桜よりもウイルス問題を議論すべきだ」といった意見も出ている。自民党の世耕弘成参院幹事長は1月29日、参院予算委員会を見た感想をツイッターに書き込んだ。「野党の質問が始まって40分経過しましたが、先刻武漢からの飛行機が到着し、目の前に総理や厚労大臣等、新型コロナウイルス感染症に対応している責任者が列席している。このシチュエーションで感染症について質問をしない感覚に驚いています」立憲民主党の蓮舫議員に疑問を呈したものだが、実際は後に続く議員が感染症関連の質問をしていた。蓮舫議員はツイッターでこう反論している。
「行財政改革は私の政治家としての芯です。税金の私物化は絶対にあってはいけないとの想いで質問に臨みました。今日、我が会派の質問者6人はそれぞれ質問が重ならないように事前に話し合って分担しています」国民の不安が高まっているだけに、与野党とも新型コロナウイルスの問題をこぞって取り上げようとしている。自民党の一部議員からは、緊急事態に対応できるように憲法改正が必要だとの主張も飛び出した。冷静な議論が求められる感染症の問題が、政治利用されようとしているのだ。医療の専門家は、いまの状況では過度に心配する必要はないと訴える。神戸大学大学院医学研究科・感染治療学分野の岩田健太郎教授は、「今回、日本の対処はおおむね妥当だと思っています」とした上で、こう指摘する。「国会では科学ではなく世論が基準になってしまいます。世論は必ずしも正しくありません。パニックになると政治家は世論におもねって、患者を隔離しようという話になってしまう。官僚は政治に人事を握られていますから、従うしかない。科学的に議論するからこそ人権も守られる。冷静に判断して意思決定できる独立した組織が必要です」独立した組織としては、世界的に信頼されている米疾病対策センター(CDC)がある。岩田教授は日本にもCDCのような組織をつくるべきだという。「欧州や中国、韓国などでも同じような組織ができましたが、いまだに日本にはありません。私たち専門家は日本にもつくるべきだと提案していますが、実現していません。日本では感染症の騒ぎがあっても、過ぎ去れば改善のための議論がなされにくい。日本の感染症対策は、厚労省の結核感染症課を中心にやっています。2~3年で異動する官僚が役人の目線でリーダーシップを取ろうとするので、全部抱え込もうとしてしまいます。感染症のプロは長い経験を積まなければいけないのに、そういう蓄積が厚労省にはほとんどありません。ノウハウが養われず、やっつけ仕事を続けているようなものです。厚労省と国立感染症研究所がバラバラに仕事をしていて、なぜ統一しないのかも明確ではありません」新型コロナウイルスを巡っては、「感染者が逃げた」といった不安をあおるデマや、差別的な発言がネットなどであふれた。中国・武漢市からチャーター機で帰国した人を過度に恐れる意見もある。帰国者は民間のホテルや行政の宿泊施設に事実上隔離されている。
「中国からの帰国者は怖いといったことを平気で言う人もいます。それを政策決定に影響させてしまってはならない。検疫や隔離をどこまでやるのかは、常に感染のリスクと人権・人道とのせめぎ合いです。どのへんで落としどころを見つけるかという話なので、百点満点の正解があるわけではありません。今回政府はきちんと対処していると思いますが、それで良かったと終わりにするのではなく、恒常的にうまく対処できる機能をつくらなければならないのです」(岩田教授)感染症や旅行医学に詳しいナビタスクリニック理事長の久住英二医師も、行政には取り組むべき課題が多いという。「いまは武漢からの帰国者らしかウイルス検査は受けられません。誰もが検査できるようにすべきだし、有望な治療法が開発されたらすぐに使えるようにしてほしい。役所の人たちは医師免許を持っていても現場を知らない。パニックを防ぐには適切な情報開示と検査体制の整備が必要です。不安な人に不安になるなと言っても仕方がありません。お金がかかっても希望者は検査が受けられるようにしたらいい。ただし、中国では検査キットが足りておらず、いま日本で大規模な検査をしようとすれば国際的に批判されるでしょう。誰もが検査を受けられる体制づくりをしたうえで、症状が軽い人や放っておいても治る人は受ける必要がないことを周知する。肺炎の症状が出ている人らに限ってすすめるようにすれば、検査数は抑えられます」久住医師は、行政はパニックにならないための政策を怠ってきたと述べる。
「2009年に新型インフルエンザが流行したときに様々な問題点を把握していたはずなのに、冷静に対処するための政策をこれまで整備してきませんでした。これは怠慢でしょう」
厚生労働省は2月1日、中国・武漢市からの帰国者のうち、新たに3人からウイルスが検出されたと発表した。国内の感染者は20人となった。厚労省の結核感染症課の梅田浩史室長は会見で、ネットを中心にデマが広がっていることに警戒を呼びかけた。
「いま残念なことにデマが出回っている。重症患者がたくさんいるとか、入院患者が病院を逃げ出して観光地に行ってウイルスをまき散らしているとか、SNSなどでデマがあると聞いている。よくわからないウイルスであるということもあって、不安に感じることは当然あるのかもしれないが、国民の皆さまには正しい情報に基づいて、正しく恐れていただくことが極めて重要だと思っている。私どもも不十分かもしれないが、速やかに分かりやすい情報発信に努めていきたい。そういったデマに惑わされず、冷静に対応してもらえるようお願いしたい」中国人らへの差別的な動きについても、こう呼びかけた。
「中国の方への人権侵害につながるような書き込みとか、患者の治療にあたられている病院関係者の子どもについて差別がなされることが起きていると聞いている。決して人が悪いわけではなくウイルスが悪い。私どもも感染拡大防止に引き続きしっかり取り組んでいくので、ご協力をお願いしたい」新型コロナウイルスの感染者はこれからも増えそうで、不安はすぐに解消されそうにない。世界的に収束するまでには、数カ月以上はかかるとみられる。デマや差別的な動きを防ぐための議論や対応が、政治や行政に求められる。こうした厳しい状況のなか、対応に当たる医療関係者や公務員、民間の支援者らには大きな負担がかかっている。中国・武漢市からの帰国者の受け入れ業務をしていた内閣官房の職員が2月1日に死亡した。国立保健医療科学院(埼玉県和光市)の敷地内にある7階建ての寄宿舎の近くで倒れているところを発見された。建物から飛び降りた可能性が高いとみられる。男性は警視庁から内閣官房に出向し、1月31日から泊まり込みで働いていたという。不安が高まるいまこそ、政治には冷静な議論と、行政には問題点を率直に見直す姿勢が求められる。(本誌・亀井洋志、池田正史、多田敏男)
※週刊朝日オンライン限定記事
冒頭は「新型肺炎よりも桜を見る会」批判に対する言い訳。大半は「中国/中国人を差別するな」の”中国”擁護論に終始。
で、「政治利用」として真っ先に槍玉に挙がると予想/期待された「憲法への緊急条項追加」に対しては、触れても居ない。
これは、「憲法への緊急条項追加」と言う改憲案が余程朝日に都合が悪いか・・・或いは「憲法への緊急条項追加」と言う改憲なんて全く念頭に無いか、何れかと推定する。
前者であると仮定すると、なかなか楽しいな。今般の新型肺炎(武漢肺炎)がどう終息するかは未だ予断を許さないモノの、「憲法に緊急条項があれば、現状以上の策を打てた、現状以上に強力な防疫が出来た」可能性は、一寸否定できそうに無いから、そりゃぁ朝日みたいな「憲法変えちゃぁいけない教徒」にとっては、不都合だろうさ。
「憲法に緊急条項があれば」、武漢を脱出した、は良いけれどウイルス検査を拒否した上に政府指定のホテルで経過観察にも応じず自宅へ帰宅してしまう、なんて輩に検査と経過観察を強制することも出来た、可能性がある。その事が今般の事態にどの程度の防疫効果をもたらすかは疑義の余地があるが、その事が現状よりも高い防疫効果をもたらすことには、一寸疑義の余地は在りそうに無い。
「憲法に緊急条項があれば」、武漢を脱出した、は良いけれどウイルス検査を拒否した上に政府指定のホテルで経過観察にも応じず自宅へ帰宅してしまう、なんて輩に検査と経過観察を強制することも出来た、可能性がある。その事が今般の事態にどの程度の防疫効果をもたらすかは疑義の余地があるが、その事が現状よりも高い防疫効果をもたらすことには、一寸疑義の余地は在りそうに無い。
ああ、日本政府の「症状の無い武漢脱出邦人は、政府指定ホテルか自宅で経過観察」という方針に対し、大半の武漢脱出邦人がホテルを選択したことは、特筆大書し、誇りに思って良いと思うぞ。それだけに「検査も拒否して無症状を盾に自宅へ帰ってしまった」少数者が残念でもあれば、「矢張り憲法の緊急条項による強制検査が必要だ。」とも思わされるがな。
どうせ朝日のことだから、「憲法への緊急条項追加」という改憲論に対しては、「どさくさ紛れだ」とか「拙速だ」とか、言い出すのだろうが(事実、朝日のペットである石破元防衛相が、そんな発言をしているらしいしな。)私に言わせれば、「どさくさ紛れ」所か「泥縄=泥棒を見て縄をなう」遅さである。
それでも「泥棒を見ても縄すらなわない」よりは、数等マシであろうが。
どうせ朝日のことだから、「憲法への緊急条項追加」という改憲論に対しては、「どさくさ紛れだ」とか「拙速だ」とか、言い出すのだろうが(事実、朝日のペットである石破元防衛相が、そんな発言をしているらしいしな。)私に言わせれば、「どさくさ紛れ」所か「泥縄=泥棒を見て縄をなう」遅さである。
それでも「泥棒を見ても縄すらなわない」よりは、数等マシであろうが。