「反安倍叩き」とやらが、左様な「組織票」だけだと思っているのなら、おめでたいな。ー【週刊ポスト】反安倍を叩きまくる安倍首相「宣伝工作部隊」の素性

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 弊ブログを御覧になれば自明だろうが、弊ブログでは大凡安倍首相を支持しており、それ以上に「反安倍」を批難し糾弾し揶揄し罵倒し嘲笑している。これは、安倍首相を含めて「誰か他者のために」やっている批難・糾弾・揶揄・罵倒・嘲笑では無く(*1)今の野党の大半をはじめとする「反安倍」が、批難し糾弾し揶揄し罵倒し嘲笑するぐらいしか存在価値が無い、と私自身が断定断言するからでもあれば、あわよくば「反安倍」という私(ZERO)に対する異論・異説から議論を引き出し、「建設的な議論」が出来るのでは無いか、と言う淡い期待を未だ持っているから、でもある(*2)。
 
 「誰か他者のためでは無い」とか「我が良心に従っている」とか言うのは非常に内面的な話であり、実証立証することは困難だし、する気も無いが、下掲の週刊ポスト記事に従えば、私(ZERO)の様なのは「自民党ネットサポーターズクラブ」もしくはその同列者、即ち「安倍首相のために反安倍を叩いている」と、見なされるらしい。
 
  • <注記>

  • (*1) 一寸大袈裟に言えば、己が良心に従って。もっと大袈裟に言えば我が国を憂い、我が国のために、だ。
  •  
  • (*2) 非常に淡い期待でしか無いが。 
 

【週刊ポスト】反安倍を叩きまくる安倍首相「宣伝工作部隊」の素性

 

   https://www.news-postseven.com/archives/20191205_1499418.html
2019.12.05 07:00  週刊ポスト
反安倍を叩きまくる安倍首相「宣伝工作部隊」の素性


 11月20日、ついに憲政史上最長の在任日数となった安倍政権。森友問題や加計問題など、これまでも数々の騒動があったにもかかわらず、「安倍一強」を保てたのはなぜなのか。それは、官邸でも自民党でもなくただ安倍晋三首相だけに尽くす“私兵”たちの支えによるものだった。

 桜を見る会の私物化問題で安倍首相への批判が強まると、ネットでは、国会で追及に立つ野党議員や、首相に批判的なテレビ番組を攻撃する書き込みが拡散している。

 そうした安倍擁護のネット論調を主導するための組織が、「自民党ネットサポーターズクラブ」(J-NSC)だ。自民党が野党時代の2010年に設立したボランティア組織で、「ネトサポ」と呼ばれる。会員は約1万9000人。HPによると活動内容は、「インターネット等を活用した各種広報活動・情報収集活動・会員相互の交流活動」となっている。

 安倍首相は設立総会から参加し、ネトサポには安倍応援団が多い。安倍氏が2012年の自民党総裁選で総裁に返り咲いた日、自民党本部前に日の丸の小旗を持った200人ほどの集団が現われ、「安倍! 安倍!」とコールを送る出来事があった。

「あれはネトサポが会員に『国旗を持って集まろう』と呼びかけたのがきっかけ。それから、テレビ番組が安倍批判をすると局に抗議電話が殺到したり、番組スポンサーにまで抗議がいくようになり、安倍応援団の力を見せつけた」(党本部職員)

 ネットの政治情報に詳しいジャーナリスト・梶田陽介氏が語る。
 
「J-NSCはネットで自民党に有利な書き込みをする組織ですが、野党や批判勢力に対するネガティブキャンペーンの中心にはその会員がいるとみられている。

 そのやり方は、たとえば、会員が専用サイトに『立憲民主党の〇〇議員がこんなことを言っている』と書き込む。それを読んだ会員たちがネットでその議員に匿名の批判を浴びせ、ネガキャンを展開する。メディアに対する批判も多い」

 J-NSCが宣伝工作の実働隊とすれば、司令塔ともいえる組織が自民党のネット監視チーム「T2(Truth team)」である。

〈ネット上に誤解に基づく情報があるならば、正確な情報を発信し修正する〉(自民党のリリース)という役割だ。

 自民党は2013年のネット選挙解禁に合わせてこのチームを組織し、大手IT企業などと技術提携してソーシャルメディア投稿監視サービスなどを導入した。T2は自民党ネットメディア局の議員、党職員やネット監視の専門業者のスタッフなどをメンバーとして24時間ネットを監視し、自民党に不利な書き込みを見つけるとただちにプロバイダーに削除を要求する活動を行なっている。

「こうした党のネット対策チームが収集した自民党批判の情報が、J-NSCのボランティア会員に伝えられ、会員はあくまで自発的にネットを通じて相手を攻撃するという、いわばあうんの呼吸でネット世論をつくっているとみられています」(同前)

 自民党がJ-NSCのボランティア会員をどのように指導しているかを物語る映像がある。前回の総選挙前(2017年10月6日)、自民党は党本部でJ-NSCの緊急集会を開き、ニコニコ生中継で中継された。
 
 その年に行なわれた東京都議選で自民党は安倍首相の「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかない」発言もあって大敗し、総選挙でも苦戦が予想されていた。首相は街頭演説に「お前が国難だ!」と書かれたプラカードを持って押し寄せる反対派を怖れ、直前まで場所を公表しない異例のステルス戦術を行なっていた。

 そんな自民党にとってJ-NSCはネット選挙の重要な集票組織でもあり、緊急集会は会員に「選挙活動でやってはいけないこと」を解説する目的で開かれた。

 その時のやりとりだ。会員の1人は、自分が画像入りで「従軍慰安婦像の辻元清美」「手榴弾を投げる人民解放軍姿の志位和夫」などの投稿をしていると明かし、「やっぱり誹謗中傷になるでしょうか」と質問した。

 すると当時の自民党ネットメディア局長の平将明・代議士は笑いながらこう語ったのだ。

「あの、個人のご判断だと思います、はい」

 これでは、野党への誹謗中傷を煽っていると言われても仕方ないだろう。その日の緊急集会にはサプライズがあった。

 街頭演説を切り上げ安倍首相が登場したのである。首相は「ウォー」という歓声の中で、「ネットサポーターズの皆様には、日頃、自民党をしっかりと支援をして頂いていますこと、厚く御礼を申し上げたいと思います」と挨拶すると、参加者全員と一緒に「ガンバロー」と掛け声をあげて記念撮影し、ハイタッチしながら会場を後にした。

※週刊ポスト2019年12月13日号

 

で、「安倍首相を叩きまくる宣伝工作部隊」は、いつ取材して記事にするのかね?

  そっちは「身内」だから、お目こぼしかね?
 
 まあ、「安倍首相を叩きまくる」朝日新聞にしろ、毎日新聞にしろ、身元は(ある程度)明らかだから、今更「正体」を取材しても記事にはならない、のかも知れないが。
 
 或いは、もっと単純に、「週刊誌は商売だから、売れる記事だけ、取材もすれば、記事にもする」ってのも、一つの考え方ではある。
 
 「週刊ポストは、報道機関でもジャーナリストでも無いから、ジャーナリズムとは無縁であり、公明正大も不偏不党も追求しない」ならば、左様な一方的取材と一方的記事でも良かろうさ。実際私(ZERO)自身、週刊ポストを「芸能週刊誌」としか見ていない。これは、私の中でかなり低い地位にある週刊誌の、更に底辺って事だ。
 
 言い換えれば、章題にした反語とも皮肉とも言い得る「安倍首相を叩きまくる宣伝工作部隊」の記事を、週刊ポストに期待している、訳では無い。そんなことは「取材もしなければ、記事にもしないに決まっている」と、ある意味諦めている。更に言えば、たかだか芸能週刊誌にしか過ぎない(と、私には思われる)週刊ポストに期待するのは虚しかろう。
 
 だが・・・「ジャーナリズムとは無縁な、報道機関では無い週刊誌」に、一体どれほどの存在価値があるのかね? World Wounder 全世界はこれを知らんと欲す。
 
 ま、我が国には、「ジャーナリズムとは無縁な、報道機関では無い週刊誌」に、満ち溢れているようではあるがね。