幾らかマシになるかも知れないが、その程度だろう。ー【中央日報社説】「北朝鮮オールイン」をやめてこそ外交問題が解決される=韓国


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 多分、責任者を追求し、糾弾すれば、全て解決する」って思想・発想・ロジック・思考法なのだろう。これをさらに俯瞰すると責任者がいないとか不明ならば、責任者をでっち上げても、追求・糾弾すれば、全て解決って思想になる。追求・糾弾される「責任者」ってのは、ある種のスケープゴートでもあれば、不都合なことは「なかったこと」に出来る「汚れの依り代(*1)」でもあるのだろう。
 
 だ、が、
 「責任者を追求し、糾弾する」事で解決する問題ってのは、案外多くはない。肝腎なのは責任者の追求・糾弾よりも原因の究明や再発防止策の方で、「責任者の首級」を並べたところで、こうした解決には大して役に立たない。
 
 況んや、昨今の「日韓関係終了」の責任は、韓国政府並びに韓国人にあるのだから、幾ら大統領とは言えインスマスならざる文や、文の外交方針に責任を押しつけたって、解決する訳じゃぁない、と思うんだがねぇ。
 
  • <注記>

  • (*1) って表現が一般的か自身がないが、流し雛とか、針供養、嘘人形、或いは用済みのお札やお守りを神社に奉納して奉焼してもらう事、等を念頭に置いている。 
 
 

【中央日報社説】「北朝鮮オールイン」をやめてこそ外交問題が解決される=韓国

「北朝鮮オールイン」をやめてこそ外交問題が解決される=韓国
11/6(水) 8:56配信
 文在寅(ムン・ジェイン)政府が任期の折り返し点を目の前にした現在、最悪のどん底に落ちた部門の中の一つが外交・安保分野だ。政権が命運をかけた韓半島(朝鮮半島)の平和プロセスは歴史的な米朝首脳会談を2回も行ったにもかかわらずミサイル・核爆弾の一つもなくすことができなかった。6月板門店(パンムンジョム)で米朝首脳が約束した実務会談さえまともに実現していない。精一杯期待を集めた北朝鮮問題がますます複雑化している。
 
 韓半島(朝鮮半島)周辺に目を向けてももどかしいばかりだ。米行政府の韓半島問題担当者は文政府が北朝鮮側報道官のように振る舞うとして不信の目をそらしていない。韓米同盟の堅固さを象徴した合同演習は突然中断され、米国が幾度も約束した「拡張抑制」という保護膜は内容さえ定かでない。それでもトランプ行政府は防衛費分担金を5倍も多い50億ドル(約5500憶円)に引き上げてほしいと責め立てる。血で結ばれた韓米同盟にヒビが入る音が所々から聞こえている。
 
 強制徴用問題でよじれた韓日関係は1年が過ぎたにもかかわらず全く改善される兆しが見えない。一日も早く韓日関係を回復しなけければならないという声が高いが、どのように解決していけばいいか筋道さえ描けていない状態だ。改善されるどころか、日本企業の所有資産が現金化されれば後戻りできないほど事態が悪化するのは間違いない。中国・ロシアとの関係も冷え込んでいる。高高度ミサイル防御体系(THAAD)の配備によって触発された韓中間葛藤は文政府の発足で改善される可能性があるだろうという期待とは違って全く改善されていない。韓米同盟の堅固さを試すかのようにロシアの軍用機は頻繁に韓国防空識別区域(KADIZ・カディズ)を侵犯して勝手に通過したりする。今のように周辺強大国と敵対関係となっている場合は有事以来初めてだ。外交惨事と呼ばざるを得ない。4日に発表された東アジア研究院(EAI)の調査で文政権の前半期の外交・安保成績が10点満点の中で4.6点に過ぎなかったという事実を政策当局者は肝に銘じるべきだ。
 
 このような悲劇的状況は現政権の「北朝鮮オールイン」に根を下ろしている。もし米朝対話が途絶えるか心配したあげく、相手方が聞きたがる言葉だけをワシントンと平壌(ピョンヤン)に伝えたせいで信頼を得られない国に転落した。北朝鮮、米国に対する低姿勢の理由も北朝鮮問題をどうにかして引っ張っていかなければならないという焦燥感から始まった側面が大きい。韓日関係も北朝鮮問題にオールインしたせいで決定的に悪化した。昨年10月大法院(最高裁)の強制徴用判決が言い渡されるやいなや韓国政府が動いたなら、今のように状況が悪くならなかっただろう。だが、韓国政府は北朝鮮問題に外交力を注ぎ込んで日本には目も向けずゴールデンタイムを逃がした。米国をテコにして日本を動かすという計算で踏み切った韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄はツケになって韓国の後頭部に回ってきた。GSOMIA事態で米国が日本を説得するだろうという期待とは違ってトランプ行政府は「韓日米安保協力の構図を破ろうとするのか」として文政府に破棄を取り消すよう圧力をかけている。中国とロシア問題も同じだ。もう少し両国に気を遣って対応したなら、今よりははるかに円満な関係を導き出すことができたのは間違いない。
 
 だから今でも北朝鮮にすべてを注ぎ込む行動はやめてほしい。今回の政権で平和協定締結、米朝関係の正常化など重大な事案をすべて解決するという幻想は捨てるべきだ。それでこそ振り回される対北政策と屈辱的な対米外交から抜け出すことができる。他の主要国関係に十分な外交力を注げる余裕も長い呼吸から作られる。韓国政府は急がずに礎を置くという心構えで北朝鮮を相手にしてほしい。それでこそ長い闇を突き抜けて韓半島の平和は明け方のように明けそめるだろう。

 

無駄だと思うが、やって御覧、だ。

 韓国・文政権および大統領だがインスマスでは無い文が北朝鮮に注力してきたのは事実だろう。
 
 だ、が、
 
 ① 自称・徴用工に対する韓国大法院判決放置による日韓基本条約違反状態の放置も・・・
 
 ② 上記①の大法院判決を受けての、自称・徴用工および自称・徴用工遺族の訴訟続発も・・・
 
 ③ 日韓の最終的且つ不可逆な合意であるはずの日韓慰安婦合意に基づく財団を解散することで、日韓慰安婦合意を破却したことも・・・
 
 ④ 上記③の財団に日本政府が拠出した10億円を未だ返金すらせずネコババしたままであることも・・・
 
 ⑤ 韓国軍艦が我が海自哨戒機に対する射撃管制レーダー照射とその後の再発防止無策も・・・
 
 ⑥ 上記⑤に加えて「海自哨戒機による低空威嚇飛行」というイチャモンも・・・
 
 ⑦ 韓国政府自身の決定によるGSOMIA破棄も・・・
 
 
 全て、北朝鮮とは直接何の関わりもなく、「北朝鮮に注力していて他がおろそかになったから」などと言う言い訳も通用しない。上記②だけは「韓国人の責任であり、韓国政府の責任ではない」と言えるかも知れないが、他は全面的に韓国政府の責任である。
 
 故に、上掲中央日報社説の述べる希望願望妄想の通り「文政権が北朝鮮オールインを辞めた」としても、少なくとも日韓関係に関する限り「幾らかマシになるかも知れないが、その程度」だ。
 
 それ以前に、今のインスマスでは無いが大統領ではある文が「北朝鮮オールインを辞める」なんて、想像することすら難しいんだがな。そのまま、忘却土へ落ちるが宜しかろうさ。
 
 朝敵朝鮮、滅すべし。