良く言って「的外れの謝罪」でしか無く、当該発言撤回する気は全くないな。ー文ヒサン、「天皇謝罪要求発言」を「謝罪」と報じる中央日報記事より。

 

 諄いようだが繰り返そう。昨今の日韓関係は「悪化している」のではない。


 昨今の日韓関係は、「終わっている」のである。

 而して、「日韓関係を終わらせた」のは、徹頭徹尾、一点の曇りも一遍の疑義の余地も情状酌量の余地も無く、韓国側である。その「韓国側が日韓関係を終わらせた事例」は余りに多いが、思い付くままに列挙すると以下の通りである。

① 自称「徴用工」に対する韓国大法院(最高裁判所)の賠償金支払い確定判決と、これに対する韓国政府の意図的無作為による、日韓関係の基盤を成していた日韓基本条約の実質的破棄。並びに「日韓基本条約の実質的破棄という自覚の無さ」


② 上記①に伴う、自称「徴用工」並びに自称「徴用工遺族」による「日本企業に対する損害賠償訴訟」ラッシュ

③ 慰安婦財団解散による、最終的且つ不可逆と明記された日韓慰安婦合意の一方的破棄

④ 韓国主催観艦式に参加予定であった海上自衛隊艦艇に対する「自衛艦旗(旭日旗)不掲揚要求」

⑤ 海自哨戒機に対する韓国駆逐艦・広開土大王の射撃管制レーダー照射事件と、直後の問い合わせ無線無視。並びにこれらに対する韓国及び韓国軍の全く言い訳にも弁明にも鳴っていない「反論」と「再発防止無策」。挙げ句の果てに「海自哨戒機の低空威嚇飛行に対する謝罪要求」。

⑥ 現職国会議長であるインスマス文による現・上皇陛下(当時・天皇陛下)に対する「慰安婦への謝罪要求」発言、並びに「昭和天皇には慰安婦に謝罪する意向があった」と言う虚言。


 何れも、「思い出すだに腹の立つ」レベルであり、何れも先述の通り「徹頭徹尾韓国の責任」であり、何れも「その後、韓国側の日韓関係修復へ向けての努力が殆ど(大半は一切)認められない」まま、現状に至っている。 
 

 つまりは、「日韓関係は既に終わっており、修復や再開の目処も無く、粛々と終焉終局へと向かっている。」と言うのが私(ZERO)の「現状認識」だ。序でに個人的感想を述べれば「実に目出度い限り」だな。 

 急いで付け加えると、「朝鮮半島に我が国の友好国がある。」と言うのは我が国にとってのメリットだ。だが韓国は「我が国の友好国」所か「真面な国ですら無く」、今の韓国人が「真面な国を作れる」可能性も絶望的であると判断したが故の「日韓関係終焉歓迎」だ。

 しかしながら、「それではマズい」と考える者も居るようで、上記⑥について「インスマス文が謝罪した」って報道が流れた・・・まあ、ご笑覧あれ。

【中央日報】天皇謝罪発言の文喜相氏、日本国民に謝罪「傷ついた方々にお詫び」
 

   https://japanese.joins.com/article/428/254428.html

2019年06月14日06時44分
[? 中央日報/中央日報日本語版]


  文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は日本側から大きな反発を起こした自身の「天皇謝罪」発言に関連して13日、日本国民に謝罪の意向を明らかにした。
 

  文議長はこの日、ソウル汝矣島(ヨイド)のある食堂で鳩山由紀夫元首相に会って該当発言に対して「(その発言で)心が傷ついた方々に申し訳なく思う」と話したと議長室が明らかにした。鳩山元首相は文議長の該当発言について「韓国人の立場では納得できるが、日本人にとっては天皇まで取り上げたのは失礼だと考えられる問題」と指摘し、文議長は「全面的に共感する」と話した。

  これに先立ち、文議長は2月、ブルームバーグ通信とのインタビューで「慰安婦問題を根本的に解決するためには当事者である慰安婦被害者に日本を代表する首相や天皇の謝罪が必要だ」という趣旨の発言をした。これを受け、日本は公式外交ルートで文議長の謝罪と発言の撤回を要求したが、文議長は自身の持論であり謝罪することではないという立場を明らかにしてきた。だが、この日、文議長が日本側に謝罪の意向を明らかにしたことに対して韓日関係の改善のために文議長が決断を下したものという見方が政界から出ている。

 

この謝罪対象は「先の天皇謝罪要求発言で傷ついた日本国民」でしか無いし、発言撤回の「は」の字すらない

 さらに言うならば、上掲中央日報記事が報じている「日本国民に謝罪」と言うのは、直接的に

1> 「(その発言で)心が傷ついた方々に申し訳なく思う」
2> と話したと議長室が明らかにした


とあるから、「韓国国会議長室の公式発表では、謝罪発言をした、事になっている」だけ。上掲記事にあるインスマス文の直接的な発言は、鳩山由紀夫の

3> 「韓国人の立場では納得できるが、
4> 日本人にとっては天皇まで取り上げたのは失礼だと考えられる問題」


との「指摘」に対する

5> 文議長は「全面的に共感する」と話した。 

上記5>「全面的に共感する」だけだ。これは、精々が「天皇陛下に対する非礼を認めた」だけであり、これを「謝罪」とするのは「かなりの拡大解釈が必要」であろう。 

 単純には「相槌を打っただけ」。「本当に非礼を認めたのか」さえ、疑えるレベルだろう。何しろ今までの「日頃の行い」が、あれだからな。 

 さらに、上記1>の発言が「確かにインスマス文の口から出た」として、そいつが嘘偽りの無い真摯なモノと仮にしても(*1)・・・章題にした通り、「インスマス文が謝罪しているのは、先の天皇謝罪要求発言で傷ついた日本国民」であり「非礼を働いた(と、一応はインスマス文も認めたはずの)相手である現・上皇陛下(当時・天皇陛下)は、謝罪の対象では無い」のである。

 実際、朝鮮日報の記事では、上掲「謝罪」の後でインスマス文が、

>  文氏は今回の謝罪について
> 「文議長は韓国には韓国の立場があり、
> 日本には日本の立場があるという話に同意し、
> 心が痛んだのであれば申し訳ないと言う趣旨で発言」と説明した。


と事後に「補足説明」しており、「非礼を働いた相手である現・上皇陛下(当時・天皇陛下)は、謝罪の対象では無い」事を、モノの美事に裏書きしている。

 況んや、タイトルにもしたとおり、「天皇陛下(ないし上皇陛下)に対する慰安婦謝罪要求」発言も、さらには「昭和天皇に慰安婦謝罪の意向」虚言も、「韓国には韓国の立場がある」理論で正当化され、「撤回の”て”の字すら、示唆すらされていない」のである。 

 最大限好意的に解釈しても、当該「インスマス文の謝罪」は、タイトルにもしたとおり「的外れの謝罪」である。

 況んや、「天皇陛下(ないし上皇陛下)に対する慰安婦謝罪要求」発言並びに「昭和天皇に慰安婦謝罪の意向」虚言を放置したままの「傷ついた日本国民に対する謝罪」に、どれほどの意味・意義があろうか。

 朝敵朝鮮、滅すべし。
 インスマス文は、間違いなく未だ朝敵だな

<注記>
 (*1) これだけでもチョウセンジン、況んやインスマス文としては、「かなり大きな仮」だと思うが。