(1) 国防に武力は必要である。武力なき「国防」など、無意味である。それは、「亡国」或いは「売国」と同義である。<<<ま、ここが出発点になるな。>>>
(2) 武力は武器によって支えられる。強い国防には、強い武器が必要である。 (3) 強い武器とは、最新あるいは国情に最も合った武器である。特に後者の場合は、国産であるに越したことはない。国情に最適化する上で有利となる。 (4) 武器を国産にするには、国産の軍需産業が必要である。 (5) 国産の軍需産業は、国営としない限り、営利団体であり、一定の利益率が必要である。 (6) 国営の軍需産業は、諸外国の例を見ると、ロクな物にならない。「赤字垂れ流しの上、役に立たないものばかり作る」事が多い。 (7) 故に、国産の軍需産業は、民営会社として必要であり、一定範囲内での利益率を認めるべきである。そうでないと、一時的には兎も角、継続的に国産軍需産業が維持できない。 (8) 従って、国内軍需産業は必要である。スゥェーデンが人口1000万人しかいない北欧の永世中立国ながら、西欧諸国でさえ単独ではなかなか開発できない戦闘機を、単独で自主開発し、さらには輸出までしているのは、伊達や酔狂ではない。 「剣は、自らの手にあるべきだ。」―シャルル・ド・ゴール― |