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【東京新聞コラム】【私説・論説室から】すごいインフレ体験☆【東京新聞コラム】【私説・論説室から】すごいインフレ体験2019年2月27日【】 物価が短期間に急上昇し通貨の価値がほぼ失われるハイパーインフレが、ベネズエラで起きている。国際通貨基金(IMF)はインフレが年率1000万%になると警告する。【】 さすがに過去最高だろうと思いきや、十一年前これを超えるインフレが起きた。アフリカ南東部のジンバブエで二〇〇八年、2億3100万%のインフレとなったという。【】 天文学的な数字で諸説あるようだが、実際に百兆ジンバブエドル札が発行されており、壮絶なインフレが起きていたのは確かだ。【】 世界銀行などによると一六年の物価上昇率は0・65%で、〇八年との落差もすごい。下降ぶりが、まるで同国とザンビア国境にあるビクトリア大瀑布(ばくふ)のようだ。【】 二十年前、取材先のトルコですごいインフレの一端に触れたことがある。【】 ホテルで宿泊料を支払おうとすると請求書の額が一泊数百万トルコリラに。抗議すると、応対したホテルマンが紙幣を取り出しゼロの部分を手で覆い隠している。下数桁のゼロは無視してくれという意味らしい。結局、料金は円換算で一泊二万円程度だった。【】 通貨の信用は一度落ちると元に戻るのが難しい。ジンバブエ・ドルも廃止されてしまった。今は日本円や米ドルを含む複数外貨制という。さてデフレ傾向に苦しむ日本の場合、自国通貨が買われている分、まだ信用があるということか。 (富田光)
不兌換紙幣になって以来、貨幣の価値の根本は国の信用だ。
そんなことに今頃今更「気付く」なんて、上掲東京新聞コラムを書いた富田光記者ってのは一体何歳なのだろうか。とても成人とは思えないような、間抜けな記述だ。
因みに私(ZERO)が「現在の貨幣は不兌換紙幣であり、その価値は国に対する信用に根ざしている」と知ったのは、中学か高校の授業で「かつて、紙幣は兌換紙幣であり、その紙幣と等価の金(きん)との交換を中央銀行(日本の場合は日本銀行)保証していた。つまり、兌換紙幣の価値は、『金(きん)に対する信用』で保証されていた。』と習ったから。(公民の授業、だったかなぁ。)
そりゃ。悪名高き『ゆとり教育』という奴で、今の中学・高校では兌換紙幣を教えないのかも知れないし、富田光記者は真面目に授業を受けていなかったのかも知れないが・・・そう言う問題では無かろうに。